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【教採対策】 個人面接答え方と解説 第8弾

 2つの県の教採を一発合格した現職の教員が教採の個人面接に答えるならこう答える!というものを載せていこうと思います。

 集団面接の対策もマガジンに載せてありますのでこちらも参考にしていただければ、より深い学びになると思います。集団面接の練習は個人面接でもすごく役に立ちました。質問に対して多角的な視点で物事見ることができるようになったからです。ぜひ、集団面接がないよという人も、集団面接対策にまとめた記事をご覧いただけると参考になるのではないかと思います。

 また、個人面接の答え方に関しても他にもたくさん出していますので、ぜひご覧ください!


⑴ 意見が対立したときにどう対処しますか?

 まず、相手の意見をきちんと受け止めます。相手の意見をきちんと聞いて相手にも納得してもらうことでお互いが気持ちよく今後進めていくことができると思うからです。また、意見を述べる事の本質を客観的に考え、本質をきちんと見極めた上でお互いの意見をもう一度振り返ることが大切だと思います。以上の2点を大切にしていき対応していきたいと思います。

[解説]

 組織として動くために必要な力の一つになってくることを聞いている質問になります。なのでチームとしてどう働くかを答えていく必要があります。

 やはりまず、相手の意見を受け止めることは必ず必要だと思います。集団生活を経験した自分は特に感じました。間違っているなと思っても、いったん最後まで話を聞くことが意味のある話し合いになったりします。否定的に入り、相手の意見は正しくないとして聞くのと、正しいかもしれない方少しくらい聞いてみようとするのでは大きな違いがあります。ですので、相手の意見を受け止めることを大切にすることが組織として動く中で大切になってくるのではないでしょうか。

 しかし、本質を見失っては意味がないので、本質を見抜く客観的な視点は必要になってくると思います。


⑵  教育公務員と一般公務員の違いは何ですか?

 次の時代を担う人を育てていくことを大切にしているのが教育公務員で、現状の改善や近い未来のため改革を進めたりするのが一般公務員だと思います。次の時代を担う人を育てていくからこそ、時代の変化に対応できる生徒を育てていきたいと考えています。

[解説]

 これは個人的な意見ですが、一般公務員は現状の改善点を洗いだし、改善していくような直近のことに対応していくような印象がありました。しかし、教育公務員は10年後などの長期的な視点で、しかも今後どうなるのかわからない不確かなものに対して働きかけをするというような違いがあるなと感じたので、自分がもし面接で聞かれた場合このように答えようと思っていました。

 ちなみに、どうでもいいことだったら、任命権者が違うや、給特法があることなど違うことは様々なので、自分が伝えやすく無難な答え方を持っておくといいのかもしれません。


⑶  教育公務員は厳しく世間から見られますが、それはなぜだと思いますか?

 将来を担う子どもの成長に大きく関わらからだと思います。学校ではいろいろなことを学ぶことができるからこそ、きちんと学ばせたいと思うことは当然だと思います。また、学校生活での影響は生徒の人格の形成に非常に大きな影響を与えると思います。だからこそ、わたしは、1つ1つの言動などに責任を持っていきたいと思います。

[解説]

 将来のことに関わるし、学校生活はその後の人生で大きな影響を与えます。学校での経験を生かし、こんなことをしてみたいと思うこともあるのではないでしょうか。結局は将来の人を育てるので、親や地域の人などは自分に全く関係ないことはないので、将来の人材を育てる学校現場に求めることは大きくなってしまいます。

 ちょっとしたことでもすぐに「学校が…」ときます(笑)そんなこと自分で言えよ!と内心思いますが、言えないんでしょう。だから言いやすい学校に押し付けてきます。そういった流れがあるので世間から厳しく見られてしまいがちなのです。


⑷  教員が ”保護者” から求められる資質は何だと思いますか?

 誠実さと謙虚さだと思います。学校での生活などの情報をきちんと発信したり、保護者の意見を真剣に聞いたりすることが大切になると考えています。だから私は、学級通信や家庭連絡など様々手を用いて保護者との連絡をまめにするなど、誠実さと謙虚さを大切にしていきたいと考えています。

[解説]

 とにかく、学校での様子を伝えることが一番良いことなのではないかと思います。生徒も自分が頑張ったことを積極的に話せる環境があればいいのですが、そんな家庭ばかりではないので、学校が家族で話す話題の提供をすることも大切です。また、学校で褒められたり、認められたりしたことを家でも言われたらうれしいですよね?しかも、その事実を知った保護者も嬉しい気持ちになると思います。そういった積み重ねが、保護者からの信頼を獲得し、そんな誠実さや謙虚な姿勢が求められる資質なのではないのかなと思います。



⑸  教員の倫理観についてどう考えていますか?

 教師が子どもや保護者に与える影響力の大きさを自覚して、物事を判断していくことだと思います。だからこそ、社会人としての倫理観より高いものが求められていると思います。そのためにもたくさんの人と関わり多様な考え方を受け止められるようにしていきたいと考えています。

[解説]

 1人の教員が子どもに与える倫理観は普通の1人会社員に比べて遥かに大きいと思います。だからこそ、教員の不祥事は大きなニュースに取り上げられるし、あってはならないことの1つです。

 また、物事を簡単に決め付けるのではなく、多面的な視点で見ていく必要があり、そのために様々な人との関わりが必要になってきます。様々な考え方が受け止められなければ、高い倫理観を獲得していくことはできないのではないでしょうか?




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