初任者はできるだけできないふりをしたほうがいい
初任者の人は、学校での勤務が始まり4ヶ月が過ぎようとしています。
いきなり児童・生徒の中に放り出され毎日を忙しなく過ごしてきたことと思います。
もうすぐ夏休みです。もう一踏ん張り頑張りましょう。
さて、学校現場で働いていると ”一生懸命頑張っても、なんとなくやっても同じ” と感じてしまう瞬間はないですか?
自分は給料明細や昇給の時などに特に感じてしまいます。
”長く勤めたものがえらい” という、いわゆる ”年功序列” が色濃く残っている公務員であるので仕方ありませんが…
だからこそ、「なんとなく過ごしていればいいのかな」「なにもできないといってとにかく長く在籍するほうがいいのかな」と思ってしまうことがあります。
私の職場には一生懸命に生徒に向かい、そして与えられた分掌をしっかりとこなし、さらに人当たりもよくお願い事はいつも聞いてくれるような素敵な先生がいました。
しかし、本年度になって休職しています。
周りからは ”いい人” になっていたその人ですが、実際にはかなり無理をしていたのかなと後になって皆が気がつきました。
学校の仕事の割り振りは簡単です。
できる人にたくさんの仕事が割り振られ、できないと判断された人には簡単な仕事が割り振られるのです。
仕事の内容は給料に一切関係ありません。
初任者の先生方は一生懸命に頑張っている方も多いと思いますが、必要最低限の努力でいいと思います。
むしろできないアピールをしていくことも必要だと思います。
できないアピールというと聞こえは悪いですが、その空いた時間に授業の準備や学級への手立てを考えたりと時間を生み出すことができるのです。
※その分他の先生に助けてもらっているので大きな声では言えませんが…
しかし、そのくらい割り切って仕事をおこなうことで、プライベートも充実させることができ、楽しく仕事をすることができるかもしれません。
例えばICTなどの活用に関してあまりにも長けていると判断されると、情報主任を任せられます。
生徒のアカウントの管理から保護者への説明、オンライン授業の準備、情報研修会の主催など多岐にわたる仕事が割り振られ、自分のやりたいことができなくなってしまいます。
先生方には頼られ、働いている職場からは重宝され、働きやすくはなると思いますが、言い方をかえれば”使いやすい人”になってしまします。
そういった働き方が良いのであればいいのですが、自分の時間を大切にして自分のスキルを磨く時間を得たり、ゆっくり休む時間を確保したいのであれば、ぜひ2学期からでもいいので ”できないふり” をしてみてください。
2学期は長いです。
夏休みの間にゆっくりと自分の中でできる働き方を考えてみてください。