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【中2英語】There is、There are:西郷隆盛&大久保利通

自己紹介

西郷隆盛: やあ、若い衆。わしは西郷隆盛じゃ。薩摩の武士として生まれ、明治維新の立役者として知られておる。「敬天愛人」という言葉を知っておるかな?天を敬い、人を愛する。これがわしの信条じゃ。困難な時代を生きぬいた経験から言えることじゃが、どんな状況でも希望を持ち続けることが大切じゃ。

大久保利通: 失礼いたします。私は大久保利通でございます。西郷どのと同じく薩摩藩の出身で、明治政府の重鎮として近代日本の礎を築きました。「富国強兵」という言葉をご存じでしょうか。国を豊かにし、強くするという意味です。しかし、それは決して戦争のためではありません。平和な国づくりのための努力こそが重要なのです。

西郷: そうじゃな、利通。我々は時に意見が対立することもあったが、常に日本の未来を思い、互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲じゃ。

大久保: はい、西郷どの。我々の関係は、まさに「和して同ぜず」というものでしたね。意見は異なっても、互いを尊重し合い、国のために力を合わせてきました。

西郷: そのとおりじゃ。若い衆たちよ、友との意見の違いを恐れるな。むしろ、それを糧(かて)として成長するのじゃ。

大久保: その通りです。皆さん、困難があっても諦めないでください。西郷どのと私が、立場や意見の違いを乗り越えて国づくりに励んだように、皆さんも友人と協力して学びを深めていってください。

西郷: よく言った、利通。さあ、若い衆たち。今日は我々と一緒に英語を学ぶのじゃ。言葉を学ぶことは、新しい世界を知ることじゃ。楽しみながら頑張るのじゃぞ。

大久保: はい、一緒に頑張りましょう。英語は国際社会で活躍するための重要なツールです。今日の学びが、皆さんの未来を拓く一歩となることを願っています。

なりきり解説

西郷隆盛: さて、若い衆。今日は「There is」と「There are」について学ぶのじゃ。これらの表現は、ものの存在を表すのに使うんじゃ。わしらが薩摩で「あっどん」(あそこにある)と言うようなもんじゃな。

大久保利通: そうですね、西郷どの。この表現は英語で物や人の存在を示す基本的な方法です。構文としては「There + be動詞 + 名詞 + 場所を表す語句」となります。

西郷: うむ。例えば、わしの愛刀(あいとう)について言うとするとどうなるかな?

There is a sword in my room.
(私の部屋に刀があります)

大久保: 素晴らしい例ですね。単数形の場合は「There is」を使います。複数形の場合は「There are」を使用します。例えば、私たちの同志について言うなら:

There are many samurai in Kagoshima.
(鹿児島にはたくさんの侍がいます)

西郷: なるほど。場所を表す語句は重要じゃな。「in」「on」「under」などを使うんじゃな。例えば:

There is a cat under the table.
(テーブルの下に猫がいます)

大久保: その通りです。他にも「near」(~の近くに)、「by」(~のそばに)、「at」(~のところに)などがありますね。例えば:

There are some books near the window.
(窓の近くに何冊かの本があります)

西郷: ほう、勉強熱心じゃな。ところで利通、この表現を使うときに気をつけることはあるかな?

大久保: はい、重要なポイントがあります。「There is」「There are」の後には不特定の名詞を使います。つまり、「the」や「my」などの限定詞は使わないのです。例えば:

There is a pen on the desk.
(机の上にペンがあります)

とは言えますが、

×There is my pen on the desk.

とは言いません。この場合は、

My pen is on the desk.
(私のペンは机の上にあります)

と言います。

西郷: なるほど。わかりやすい説明じゃ。では、この表現の否定文と疑問文はどうなるんじゃ?

大久保: 良い質問です。否定文の場合、be動詞の後に「not」または「no」を入れます。例えば:

There aren't any swords in this room.
(この部屋には刀が一本もありません)

または、

There are no samurai in Tokyo.
(東京には侍は一人もいません)

疑問文の場合は、be動詞を前に出します。

Are there any books on the shelf?
(棚の上に本はありますか?)

西郷: ほう、なるほど。答え方も教えてくれんか。

大久保: もちろんです。答え方は以下のようになります。

- Yes, there are.
(はい、あります)
- No, there aren't.
(いいえ、ありません)

西郷: よくわかった。ところで利通、個数を尋ねる場合はどうすればいいんじゃ?

大久保: 個数を尋ねる場合は、「How many + 名詞の複数形 + be動詞 + there?」という形を使います。例えば:

How many seasons are there in a year?
(一年に何季節ありますか?)

答えは:

There are four seasons (in a year).
((一年に)4つの季節があります)

西郷: なるほど。これは便利じゃな。我々の時代にこの表現があれば、兵力の把握がもっと簡単にできたかもしれんな。

大久保: そうですね。例えば、「There are 500 soldiers in our army.」(我々の軍隊には500人の兵士がいます)というように使えたでしょう。

西郷: うむ。言葉の力は偉大じゃ。若い衆たち、この表現をしっかり覚えて、様々な場面で使えるようになるのじゃぞ。

大久保: その通りです。この表現を使いこなせれば、周囲の状況を簡潔に説明できるようになります。皆さん、しっかり練習して身につけてくださいね。

まとめ

大久保利通: それでは、今日学んだ「There is」「There are」についてまとめましょう。

  1. 基本構文

    • There + be動詞 + 名詞 + 場所を表す語句

    • 意味:「(~に)~があります / ~がいます」

  2. 単数と複数

    • 単数の場合:There is

    • 複数の場合:There are

  3. 場所を表す前置詞

    • on(~の上に)

    • in(~の中に)

    • under(~の下に)

    • near(~の近くに)

    • by(~のそばに)

    • at(~のところに)

  4. 使用上の注意点

    • There is / are の後には不特定の名詞を使う

    • the や my などの限定詞は使わない

  5. 否定文

    • be動詞の後に not または no を入れる

    • 例:There aren't any books on the shelf.

    • 例:There are no oranges in the box.

  6. 疑問文

    • be動詞を文頭に置く

    • 例:Were there any books by the sofa?

    • 答え方:Yes, there were. / No, there weren't.

  7. 個数を尋ねる疑問文

    • How many + 名詞の複数形 + be動詞 + there?

    • 例:How many seasons are there in a year?

    • 答え:There are four (seasons).

  8. よく使われる表現例

    • There is a cat under the table.

    • There are many samurai in Kagoshima.

    • There are some books near the window.

これらのポイントを押さえて、様々な状況で「There is」「There are」を使えるようになりましょう。

練習問題と解説

西郷隆盛: さあ、若い衆。学んだことを確認するため、問題を解いてみるのじゃ。

(1)次の文の空欄を埋めなさい。
私の部屋には本が3冊あります。
(    ) (   ) three books in my room.





解答:There are three books in my room.

解説:複数の本(three books)について述べているので、「There are」を使います。

(2)次の日本語を英語に訳しなさい。
テーブルの上にリンゴが1つあります。





解答:There is an apple on the table.

解説:1つのリンゴ(単数)について述べているので、「There is」を使います。場所は「on the table」(テーブルの上に)となります。

(3)次の英文を和訳しなさい。
There are many students in the classroom.





解答:教室にたくさんの生徒がいます。

解説:「many students」(たくさんの生徒)は複数形なので、「There are」が使われています。

(4)次の文の空欄を埋めなさい。
公園に子供は一人もいません。
(    ) (   ) (   ) children in the park.





解答:There are no children in the park.

解説:子供が一人もいないことを表すために、「There are no」を使います。

(5)次の日本語を英語に訳しなさい。
あなたの部屋にはテレビがありますか?





解答:Is there a TV in your room?

解説:単数の「テレビ」について尋ねているので、「Is there」を使います。疑問文なので、be動詞(Is)を文頭に置きます。

(6)次の英文を和訳しなさい。
How many chairs are there in the dining room?





解答:食堂には椅子が何脚ありますか?

解説:これは数を尋ねる疑問文で、「How many + 名詞の複数形 + are there」の形を使っています。

(7)次の文の空欄を埋めなさい。
机の下に猫がいます。
(    ) (   ) a cat (    ) the desk.





解答:There is a cat under the desk.

解説:1匹の猫(単数)について述べているので、「There is」を使います。場所は「under the desk」(机の下に)となります。

(8)次の日本語を英語に訳しなさい。
部屋に誰もいません。





解答:There is nobody in the room.

解説:「nobody」(誰も〜ない)は単数扱いなので、「There is」を使います。

(9)次の英文を和訳しなさい。
Are there any pencils in your pencil case?





解答:あなたの筆箱に鉛筆はありますか?

解説:これは「There are」を使った疑問文です。複数の鉛筆について尋ねているので、「Are there」が使われています。

(10)次の文の空欄を埋めなさい。
1年には何か月ありますか?
(   ) (    ) (    ) (   ) (    ) in a year?





解答:How many months are there in a year?

解説:これは数を尋ねる疑問文で、「How many + 名詞の複数形 + are there」の形を使っています。

よくある質問 (FAQ)

西郷隆盛: よし、若い衆。これから「There is」「There are」についてよくある質問に答えていくぞ。わしが答えられん時は、利通に助けてもらうからの。

Q1: 「There is」と「There are」の違いは何ですか?

A1: うむ、大事な質問じゃ。「There is」は単数形の名詞に使い、「There are」は複数形の名詞に使うんじゃ。例えば、「There is a book on the table.」(テーブルの上に本が1冊あります)と「There are three books on the table.」(テーブルの上に本が3冊あります)というように使い分けるんじゃ。

Q2: 「There is」「There are」の後に「my」や「the」を使ってはいけないのはなぜですか?

A2: これは難しい質問じゃな。利通、説明してくれんか。

大久保利通: はい、承知いたしました。「There is」「There are」の後に「my」や「the」を使わない理由は、これらの表現が一般的に新しい情報や不特定のものの存在を導入するためです。「my」や「the」は特定のものを指すので、この用法の目的と矛盾してしまいます。例えば、「There is a book on the table.」は正しいですが、「There is my book on the table.」とは言いません。後者の場合、「My book is on the table.」と表現します。

西郷隆盛: なるほど、わかりやすい説明じゃ。では次の質問じゃ。

Q3: 「There is」「There are」を使った文の否定形はどのように作りますか?

A3: よい質問じゃ。否定形を作るには、be動詞の後に「not」を付けるか、「no」を使うんじゃ。例えば、「There is not a cat in the room.」(部屋に猫はいません)や「There are no books on the shelf.」(棚の上に本は1冊もありません)というようにな。

Q4: 「There is」「There are」を使った疑問文の答え方を教えてください。

A4: うむ、大切なポイントじゃ。簡単に「Yes」か「No」で答え、その後に「there is/are」か「there isn't/aren't」を付けるんじゃ。例えば、「Is there a dog in the garden?」(庭に犬がいますか?)という質問に対して、「Yes, there is.」(はい、います)や「No, there isn't.」(いいえ、いません)と答えるんじゃ。

Q5: 「How many」を使った疑問文の作り方と答え方を教えてください。

A5: これは面白い表現じゃな。「How many + 複数名詞 + are there...?」という形で質問するんじゃ。例えば、「How many students are there in your class?」(あなたのクラスには何人の生徒がいますか?)というようにな。答える時は、「There are + 数 + 名詞」の形を使うんじゃ。「There are 30 students in my class.」(私のクラスには30人の生徒がいます)というようにな。

大久保利通: 素晴らしい説明ですね、西郷どの。この「There is」「There are」の表現は、日常会話でも頻繁に使われる重要な表現です。皆さん、これらの質問と回答をよく理解し、実際に使ってみてください。

西郷隆盛: そのとおりじゃ、利通。若い衆たち、わからないことがあれば、何度でも質問するんじゃぞ。英語の習得は、我々が明治維新を成し遂げたように、諦めずに努力し続けることが大切じゃ。

もっと勉強したい人は・・・

大久保利通: 皆さん、さらに理解を深めたい方のために、追加の練習問題を用意しました。西郷どの、一緒に解いていきましょう。

西郷隆盛: うむ、よかろう。若い衆たち、しっかり取り組むのじゃぞ。

穴埋め問題:

(1)机の上にペンが2本あります。
(    ) (   ) two pens (   ) the desk.





解答:There are two pens on the desk.

解説:複数のペン(two pens)について述べているので、「There are」を使います。場所は「on the desk」(机の上に)となります。

(2)この部屋には窓がありません。
(    ) (   ) (   ) windows in this room.





解答:There are no windows in this room.

解説:窓がないことを表すために、「There are no」を使います。

(3)公園に何人の子供がいますか?
(   ) (    ) (    ) (   ) (    ) in the park?





解答:How many children are there in the park?

解説:これは数を尋ねる疑問文で、「How many + 名詞の複数形 + are there」の形を使います。

(4)部屋の隅に古い箱があります。
(    ) (   ) an old box (   ) the corner of the room.





解答:There is an old box in the corner of the room.

解説:1つの箱(単数)について述べているので、「There is」を使います。場所は「in the corner of the room」(部屋の隅に)となります。

(5)庭に何か木がありますか?
(   ) (    ) any trees in the garden?





解答:Are there any trees in the garden?

解説:複数の木について尋ねているので、「Are there」を使います。「any」は疑問文でよく使われます。

日本語訳問題:

(6)There is a beautiful painting on the wall.





解答:壁に美しい絵画が1枚掛かっています。

(7)Are there many people at the station?





解答:駅にたくさんの人がいますか?

(8)There isn't enough time to finish the project.





解答:プロジェクトを終わらせるのに十分な時間がありません。

(9)How many days are there in February?





解答:2月は何日ありますか?

(10)There are no mistakes in your essay.





解答:あなたの小論文には間違いが1つもありません。

英作文問題:

(11)テーブルの上にケーキが1つあります。





解答:There is a cake on the table.

(12)この町には多くの古い建物があります。





解答:There are many old buildings in this town.

(13)部屋に誰かいますか?





解答:Is there anyone in the room?

(14)彼の話には真実がありません。





解答:There is no truth in his story.

(15)1日は何時間ですか?





解答:How many hours are there in a day?

西郷隆盛: よくやった、若い衆!これらの問題を通じて、「There is」「There are」の使い方がより深く理解できたじゃろう。

大久保利通: そうですね、西郷どの。皆さん、これらの表現を日常生活の中で積極的に使ってみてください。例えば、自分の部屋や学校の様子を英語で説明する練習をするのもいいでしょう。

西郷隆盛: うむ。言葉の習得は、我々が国を変革したように、日々の小さな努力の積み重ねじゃ。諦めずに続けることが大切じゃぞ。

大久保利通: その通りです。皆さん、今日学んだことを活かして、英語での表現力をさらに磨いていってください。そして、その力を使って、世界とつながり、新しい時代を切り開いていってくださいね。

西郷隆盛: よく言った、利通。若い衆たち、我々の時代には想像もつかなかったほど、世界は広くなっている。英語を学ぶことで、その広い世界にはばたいていくのじゃ。頑張るのだぞ!

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