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「腰部後弯症に伴う膝屈曲」改善過程の学び
【はじめに】
あるくん歩行体操教室、姿勢トレーナーの東 史(アズマ フミ)と申します。
大阪府枚方市の体操教室では、ミドル世代シニア世代の姿勢矯正と歩き方矯正トレーニングを行っています。
生徒さんのほとんどが、脊柱側弯をお持ちです。
この記事は、腰部後弯症タイプの側弯症の生徒さんの、姿勢改善の過程で学んだことを書いています。
【円背に膝屈曲は付き物】
まだ、姿勢トレーナーとしての経験は十分とは言えませんが、これまでの経験で導いた『円背に膝屈曲は付き物』は、実践で得た教訓でした。円背だと、膝を伸ばすまでに苦労する覚悟が必要なのです。
写真を撮って姿勢分析すると、腰部後弯症であったとしても、円背姿勢になるであろう姿勢の膝が、意外に伸びて見えるのです。
手で膝周りを触らせてもらっても、予想よりモコモコ感がないのです。
これはどうしたことか?今までの教訓を書換える必要があるのだろうか?
その心配とは別に、生徒さんの姿勢改善が「膝に苦労をしなくていい?簡単に進むのかも!」という期待感を持ちました。
【円背と腰部後弯症の上半身を起こす】
私の教室では、悪くなっている姿勢を出来るだけ起こしやすい準備運動をして、足腰強化を考えていきます。
背骨の捻れや弯曲を解して、毎回できるだけ上半身を起こして”あるくんボード”で足腰強化のトレーニングを行います。
トレーニングが進むにつれて、側弯はあるものの、姿勢を起こして足に体重を乗せることが可能になっていきました。トレーニングを1時間×週2回で行って、1カ月を過ぎた頃から「あれ?膝のモコモコ感が出てきている!」
やっぱり、円背姿勢の特徴の膝の状態になったのでした。
膝の状態が自分の指導ミスで起こっていたらと考えて、毎回のレッスン前後の写真を振り返って、いつから膝屈曲が強まったのか見てみました。これまでのレッスンでは、考えられるベストを尽くして、膝のために悪いことをしたとは思えませんでした。
考えられる答えは、一見、伸びて見えていた膝は、上半身が前に倒れて伸びていただけということでした。上半身の体重が乗り始めたことで、膝周りに集まった腱は圧迫されてコブのような膨らみに変わりました。
「なんだ、やっぱり円背には膝屈曲は付き物だ」と思った反面、楽できるかもなんて考えた自分が愚かに思えました。
しっかり、膝のモコモコと向き合うしかない!
それからが、本当の意味での膝屈曲改善トレーニングの始まりでした。
上半身の体重が乗ってから、自重を押し返して伸びる筋力が付いてこそ、本当に膝の伸展に成功したことになるということです。
【膝を伸展させて立つ歩くために】
トレーニング方法は、上の記事で、詳しく紹介しています。
現在、繰り返し膝を伸展させて脚を使えるように、側弯症の改善と並行してトレーニング継続中です。
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【おわりに】
姿勢でお悩みの生徒さん一人との出会いは、姿勢トレーナーとして大きく成長する機会でもあります。
今回の学びは、膝の伸展は、体重を受けてなおかつ伸ばして使える力で、単に伸びて見えるや、体重が乗っていない状態で伸びていても意味がないことを痛感しました。
人生100歳時代に、本来の直立二足歩行ができる理想的な足腰の膝の筋力は、「体重を乗せてなおかつ伸ばせる膝」を理想に頑張りましょう!
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