生徒さんの質問〈側弯症と腸の調子の関係〉
はじめに
あるくん歩行体操教室は、生徒さんのほとんどが側弯症です。
先日、80代の生徒さんから質問がありました。
側弯症と腸の調子の関係についてです。
ご自分では、「背骨に押される感覚で、側弯症の影響だと感じているのに、どこで訴えても分かってもらえない」とのことでした。
「側弯症のせいですよ。特に夕方に、辛いんじゃないですか?」
「そう夕方ごろよ!」
理解してくれる言葉が返ってきたことで、少し気持ちが落ち着いた様子でした。
生徒さんには、図を描いて説明できなかったので、ここでトレーナーの見解を記事にしてお伝えしたいと思います。
側弯症と腸の調子の関係性
腸を圧迫しにくい側弯タイプ
側弯症と言っても、上図の「ダブルS」や「トリプルS」タイプのように、背骨の歪みが、つっかえ棒のように背中を動かない塊にするタイプでは、腸を圧迫することはないと思います。
腸を圧迫しやすい側弯タイプ
上図の、側弯症のS字カーブやC字カーブのように、カーブが大きい場合には、多いに考えられます。
睡眠時は、水平に寝ている状態で背骨は、重い頭がのることもなく、重力から解放されリラックスしています。
午前中は、まだ重力を受け始めたばかりで、腸への影響は感じません。
活動量が増えた日中を過ごして、夕方には背骨を支えるのために頑張ってきた筋肉にも疲れが出始めます。
背骨の弯曲は強まり、朝と夕方では変わります。
胸郭も下がり、下にある腸は背骨と一緒に圧迫されるので、食欲がなくなることや気分が悪くなりことも、当然起こることなのです。
これは、高齢者のような筋力が低下した状態なら尚更で、身長が低下して、室内のものを見る、視線の角度まで変わることもあるあるです。
腸の調子を回復する応急処置
腸の調子が悪くて気分が悪い時は、写真のように腕を預けて、背骨の圧をとりましょう。腸の圧迫が軽減して、楽になります。
肩が疲れてくる時は、1分して肩を休ませて、また1分とお試しください。
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