『下半身の片側だけが痛い理由』股関節・太腿・脹脛が辛い時
【はじめに】
あるくん歩行体操教室、姿勢トレーナーの東 史(アズマ フミ)と申します。
枚方市の体操教室では、ミドル世代シニア世代の姿勢矯正と歩き方矯正トレーニングを行っています。
生徒さんのほとんどが、脊柱側弯をお持ちです。
この記事は、体の側方で起こる股関節・太腿・脹脛の痛みや張りについて、私の教室で考える見解と問題解決について書いています。
【片側の下半身側方が痛む姿勢】
片側の股関節が痛んだり、太腿が痛んだりする時の姿勢がどうなっているか知っていますか?
体の片側に問題を感じる時は、体の左右で傾きや歪みが発生していることを考えましょう。
長期に渡って放置している時は、痛みなど感じていなくても側弯症へと進んでいる可能性があります。
側弯症とは、上図のような背骨が左右に弯曲または回旋した状態です。
側弯症では、背骨に弯曲があっても、下半身と上半身のバランスで歪みが目立たない状態もあります。しかし、上図のように上半身が横にズレ倒れるのを、下半身で支えて立っている状態になることも珍しくありません。
背骨の弯曲が左や右に傾いて、その上に頭が乗ってきます。頭の位置は、ずっと同じ位置にあるとは限りません。運動で改善しようと努力していても、意図通りに運動することはが難しいため、❶→❷→❸と傾きを強めていく可能性も考えなければなりません。
【体の傾きと痛む場所】
病院で、「股関節や太腿で筋肉の炎症が発生している」と診断される時、姿勢は上図のように、下半身側方で上半身を支えています。支えるための力が、部分的にかかるため張りや痛みが起こります。
上図のように、股関節、太腿、脹脛で筋肉の張りや痛みが発生している時には、反対側の脚のも問題が発生しています。
痛みや違和感がなくても、反対側の脚関節の骨と骨は、上図の場所で、圧迫されて摩擦が起こっていると考えましょう。
【まとめ】
体の全身のバランスは、案外簡単に変わります。
側弯症では、上半身が横に大きく傾くと、下半身の片側を圧迫して、反対側では体が傾くために、脚の側方が引っ張られ続ける状態が生まれます。
ジェンガゲーム(積木のバランスゲーム)では、一つ積み木を取り出すと全体のバランスが変わって、隙間のあった積木が動かない積木に変化することがあります。
人間では、筋肉の痛みや骨同士の摩擦や神経の圧迫などが、起こるため深刻で複雑に考えてしまいますが、同じようなことが起こっています。
ジェンガゲームと同様に、傾きの変化で、問題の場所は移動します。
側弯症では、改善に向かっていて感じる問題か、進行して起こっている問題なのか、全身の姿勢で見るしか確認できないと考えます。
そして、筋肉の痛み張りや関節圧迫の問題は、体の水平垂直を立て直すしか本当の意味での解決は無いと考え、私の教室では、体の水平垂直を取り戻すお手伝いをしています。
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