歩く仲間のつくり方-師を訪ねる
※イベント紹介にかこつけて、わたしの国際協力の仲間のつくり方について解説しています。写真は、フィリピンでのクリスマスシーズンに近くの公園でみたかざりものです。キリストさんだったら、わざわざ識者や賢者が会いにきてくれるかもしれません。しかし、普通の人に会いに来てくれることは極めてまれです。だからこそ、自分で歩いて師や仲間に会いにいくのです。(2021年1月21日 フェイスブックへの投稿)
【社会開発コンサルタント会社のアイ・シー・ネットさんの無料セミナーです】
社会開発コンサルタントの仲間との出会い
ICNetさんは、1993年に米坂浩昭さんが創業された国際協力の中でも社会開発で今では業界トップクラスの開発コンサルタント会社です。
この会社さんができたころから前職で仕事として付き合いがありました。1990年代の後半かと思いますが、東京で「社会開発コンサルタント」の集まりみたいな場があったときに、なぜか若手のわたしも誘っていただいたことがありました。それらのまじめな勉強会とか懇親会みたいな場で、米坂さんら社外の先輩コンサルタントのみなさんから、直接、いろいろ教えていただき薫陶を受けたことを今でも感謝しております。
開発コンサルタント会社におけるわたしの強み
わたしの強みは、農業土木や水資源開発を中心とした地域開発の建設コンサルタント会社の業務(アドミニストレーション、契約管理、営業、渉外、バックヤード、ロジスティクスなどのコーディネーションとマネージメント)部員として、社内外のエンジニアや社会開発コンサルタントの人たちと会社だけではなく個人的な、おつきあいができたです。
わたしが20歳代から30歳前半は、開発コンサルタントとしてJICAなどのクライアントに知られていたわけではなく、一営業部員とか渉外部員という事務方として知られていたので、エンジニアや社会開発コンサルタントの人たちとは競合しないとみなされていたのでしょうか。
その立場や外部評価に甘えて、おそらく、わたしは初学者として好き勝手に、社内外のさまざまな専門性を持ついろいろな先輩や若手の人たちに、自分の疑問や質問をぶつけていたような気がします。
わたしが30歳前後から始めた武者修行では、会社とは別の「歩く仲間」という名刺をもって、国際協力NGOや大学の研究会、市民団体のイベント、大小さまざまな学会や研究会に手あたり次第に参加して、「自分が会いたい人」に直接、会いにいきました。
他流試合の記録
(1991から2005、HP作成上の都合で以後はアップデートしていません)
大学テキストレベルの知識を身につける
コンサルタントや大学の教授、市民団体の人もそうですが、その道の一人者と会うには、当然、最低限の知識がいります。
自分にとっては当たり前のことで、あまり口に出して言ってきませんでしたが、わたしは、地域開発にかかるさまざまな学問分野の「大学の教科書レベル」のテキストを読んでいます。
つまり、大学の学部生や大学院生が学問や研究をするうえで必要な概念などを、まずは自分で図書館や新刊書店で本を探して勉強して理解する。
実際には、そのプロセスが前後することがあるのですが、事前に勉強したり体験したりした中で気になっていた自分がわからない部分やおやっと思う疑問を、「自分が会いたい人」から直接、教わってきました。
そのような理由で、単純におもしろそうだからという理由だけではなく、事前に自分の疑問や質問があって、そのモヤモヤ感がこのセミナーにいけば解決するのではという期待を込めて参加したものも多かったような気がします。もちろん、決め打ちで、この人に会いたい、直接、話を聞いてみたいという場合もありました。
ともに同じ師から学ぶ仲間のクラスターをつくる
そのようなセミナーやイベントに参加すると、当然のことながら、そのテーマに関心がある人が集まってきます。講師や演者は、当然のことながら、「先生」ですが、参加者は年齢に関係なく、ともに先生から何かを学ぶ「仲間」です。
このようにして、わたしは「歩く仲間」を作ってきました。これを30年続けると、老若男女を問わないある程度の興味関心をもった同好の士というか、まさに「仲間」のクラスターができてくるわけです。
わたしが配信するメルマガの読者は約970名、フェイスブックの国際共創塾は約750名、国際共創塾のメンバーではない、わたしのFB友達は、約1300名います。ざっと3000名の仲間は、このようになんらかのご縁があってつながっている方々ばかりです。
師が自分に会いに来ることは、ほぼ100%あり得ない
話が脱線しましたが、とにかくビビビときたら、まず自分が動くこと。人から自分に来てくれることは、ほぼ100パーセントありません。
チャンスは自分でつかむもの。自分の興味や関心のあり方は、どんなところにもころがっています。 ご参考まで。
■アイ・シー・ネットのウェブナーのご案内(2021年1月27日開催)
(この項、了)
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