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2020年度すがもプロジェクト総集編!前編

2020年、新型コロナウイルスという未曾有の流行病で世の中が一変しました。そのような状況下で新しく始まったすがもプロジェクトですが、メンバーの学生たちはオンラインを上手く利用して精力的に活動をしてきました。今回はすがもプロジェクト7つの班による1年間の取り組みを総まとめしてお届けします。 

<すがもプロジェクトの関連記事>


<歩こう巣鴨班>

【活動概要】 
学生と巣鴨のまちをつなげることを目指して活動している。

【目標】
1.学生に巣鴨の魅力を伝える。
2.学生に巣鴨の商店街を歩いてもらう。
3.巣鴨を学生の学びの場として活用してもらう。

【活動内容】
5月~8月
・学生が巣鴨駅から大学まで歩くための企画の発案
 目標は「学生に巣鴨駅から大学間を歩いてもらうこと」「学生に巣鴨の魅力を知ってもらうこと」と決定した。しかし、新型コロナウイルスの影響により大学の授業がオンライン化し、学生たちに巣鴨を歩いてもらうことが難しくなった。

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(画像:巣鴨地蔵通商店街の様子) 

巣鴨駅と大正大学の間を歩いてもらう“きっかけ“を作った。
 特に大学に通えていない1年生を対象に巣鴨の魅力を知ってもらうことを目的に定め、巣鴨商店街のオンラインツアーを実施することに決定した。

9月~11月
 ・オンラインツアーの準備
 歩こう巣鴨班の学生がまち歩きをしながら、巣鴨の今をライブ配信し学生の視点で巣鴨の魅力やおすすめスポットを紹介した。この他にインタビュー企画や、視聴者との双方向なやり取りによるクイズを実施した。 
 主に巣鴨のまちを歩いたことのない1年生をターゲットにzoomでツアーを生配信した。参加者が自宅等で視聴することとした。 ロケハンはリポーターを当班から2人、撮影担当をメディア班から1人、誘導員を両班合わせて2~3人で構成し、計5~6人で撮影を行った。オンライン上ではファシリテーターやスイッチャー等に3人ほどが演出を担当した。

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(画像:実際にオンラインツアーに使われた宣伝広告)

・駅からハイキング の準備としてコースやテーマ決め、実地踏査、パンフレット作成などを行った。当初は1月16日~25日に実施する予定だったが、1月8日の緊急事態宣言発令に伴い、中止した。

11月21日
巣鴨オンラインツアー(初級)本番を鴨台祭2日目 14:00~15:00枠で実施した。 ツアーの映像は大正大学の公式YouTubeで配信済み。


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  (画像:ツアー本番前の準備の様子)

11月27日~1月7日 にかけて巣鴨オンラインツアー(中・上級編)を計画、準備する。
しかし1月8日緊急事態宣言の発令に伴いツアー延期を決定。宣言解除予定の2月上旬に再度方針を検討することとした。

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(画像:次回オンラインツアーに使われる宣伝広告)

【歩こう巣鴨班 関連記事】

<歩こう巣鴨班概要>


<オンラインツアーインタビュー記事>


<活動報告の詳細>


【SPSから1年を振り返って】
班員のみではなく、担当教職員の方々、他のサービスラーニングを受講している方々の協力を得ることで、成果を生み出すことができたと実感している。自分たちのやりたいことを実践するには、自分たちだけで活動するのみでなく、周囲の人々を巻き混みながら活動していくことが重要であることを、身をもって学ぶことができた。課題としては、拡散的思考が実践できず、他にも出来たであろう活動策ができなかったという点が挙げられる。また、SPSという立場でありながらも班員に支えられながら、なんとか活動を進めることができたというのが正直なところである。
歩こう巣鴨の班員には本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。 サービスラーニングの活動は常に悩み考え続けることが求められるため、自身に大きな成長をもたらしてくれる。与えられたものをただ処理するのではなく、その意味を問い続けながら活動していくことで、価値観の変化や何かしらみえてくるものがある。それはどのような形であれ、自身の糧となることは間違いないと実感できた1年であった。
(心理社会学部・人間科学科・4年 松下遥奈)


<学食in 巣鴨班>  

【活動概要】
地学協働によるひとづくり・まちづくりを目指す「すがもオールキャンパス構想」を実現するため、食の分野に特化した活動を行う。
大正大学生にとって、巣鴨の街一帯を学食のような存在にするべく活動をしている。

【目標】
大学周辺の飲食店を学食化することによってすがもオールキャンパス構想に貢献することを定めている。詳細な目標は以下の通りである。

1.大学周辺や地蔵通り商店街の飲食店の魅力や情報を学内に広く伝えること。
2.学生が大学周辺や地蔵通り商店街の飲食店を利用し、巣鴨の街を存分に楽しむこと。
3.学生が飲食店を利用することにより他のお店を利用する機会も増え、商店街の方々とも自然と関わりを持てるようになること。
4.これにより、学生にとって大学以外での憩いの場所や新たなコミュニティを作り出すこと。

【活動内容】
5月
・本学の学食事情や商店街にある飲食店の現状を調査した。
大学周辺の飲食店を利用しない学生が多いことや、コロナ禍における飲食店の店内の様子やメニューがネット上に掲載されていないため感染症対策やテイクアウトサービスの実施状況を把握することが難しい現状を知る。

6月
・学生を対象にアンケートを作成した。

7月
・学生に大学周辺にある飲食店を認知してもらうため飲食店mapの作成を企画する。(未完成)

10月
・リストの作成やあるきめでぃあ掲載を目的に飲食店の情報収集を開始。対象の飲食店は大学から徒歩10分圏内にある所に定めた。

11月
飲食店の取材を企画
メディア班協力の下、写真の撮影やオススメメニューなどの聞き込みなどを行うことを決めた。

12月
大正大学周辺飲食店リストを作成
また取材依頼書を作成し、直接電話をかけアポイントメントをとった。その後、5店舗(緊急事態宣言発令中のため後日1店舗取材)を取材した。それを基にあるきめでぃあのtwitterに掲載する文章を作成し、投稿した。

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(画像:飲食店に関するツイートの様子)

【学食in巣鴨班関連記事】

<学食in巣鴨概要>


<活動報告の詳細>


【SPSから1年を振り返って】
今年の学食班の活動は、大学周辺の学食化に向けた準備で終わってしまった。しかし、大学周辺の飲食店への取材や情報発信など、コロナ禍でもできることを考え、実行できたと思う。来年度には学食化を達成し、学生と地域を食で結びつけていきたい。
(地域創生学部・地域創生学科・3年 中野美優)


<祈りのまち巣鴨班>

【活動概要】
鴨台観音堂(さざえ堂)を中心に巣鴨地域の活性化を目的に結成された。

【目標】
1.さざえ堂を大正大学・巣鴨地域のランドマークにする。
2.さざえ堂のコンテンツ活性化により参拝者を増やす。
3.さざえ堂と学内・巣鴨地域のコラボにより繋がりを作る。

【活動内容】
 5~11月
さざえ堂のしおりのリニューアル。
子供からお年寄りまで幅広い世代に手に取ってもらえるように目を引くデザインへとリニューアル!
さざえ堂が八角形で堂内が螺旋階段になっていることから、実際にさざえ堂の階段を登る感覚で開かれていく特殊な構造のしおりにした。
また、おみくじもついている。

さざえ堂の御朱印リニューアル。新デザインの御朱印を作成。
大正大学のキャラクターであるT-duckを観音様が抱きかかえているイラストとなっている。今後は月ごとにデザインを変えていくことも検討中!

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(画像:御朱印のデザイン)

10~11月
 ・さざえ堂紹介動画制作
鴨台祭の事前動画企画として、さざえ堂の紹介動画を作成。誰でも親しみやすい動画となるように工夫を凝らし、ユニークな作品になった。

11月~
 ・東日本大震災追悼イベント「復興祈」 企画を開始
南門活用計画班、東北復興活動班との合同イベントで2月27日にYouTube Liveを行う。法要の企画を担当。

2月
さざえ堂のPR活動が読売新聞に掲載される

読売新聞掲載

(画像:読売新聞2021年2月4日記事)

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(画像:復興祈の送付物であるオクトパスくんお線香を作成する様子)

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(画像:オクトパスくんお線香完成品)

【祈りのまち巣鴨班 関連記事】

 <祈りのまち巣鴨班概要>

<さざえ堂紹介動画>

<活動報告の詳細>


【SPSから1年を振り返って 】
すがもプロジェクトに一年間携わって、班で協力して一つのものを作るということの楽しさと大変さを実感しました。どんな意見が出ても否定せず、どうすれば実現可能かを話し合っていくのは大変でしたが、たくさん意見を出すことによって様々な案を検討することに繋がったとも感じます。
コロナ禍で思ったように活動できない部分もありましたが、妥協せず、今だからできることを考えることもできました。
まだ復興祈という大きなイベントも2月27日に予定しておりますので、引き続き班で協力していきたいです。
 (文学部・歴史学科・4年 小貫智恵美)

中編に続く




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