変化する勇気について
突然ですが私は整形肯定派です。
「花より男子」読んだことがありますか。
昔ドラマ化されたりとにかく有名な漫画ですが、整形した女の子がイジメに遭遇した時に主人公のつくしが女の子をかばって
「アンタ達だって好きなもん買うだろうがよ!美しさを金で買って何が悪いんだ!」
こんな感じの台詞だったと思います。
確かに。
その時強く感動したことを覚えています。
お金で買えるものであれば、
お金で買えばいい。
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自分が重度アトピーで苦しんでいた時は、
この状況から救われるならどれだけお金をかけてもいい、とにかく治したい、とにかく普通の肌になりたい。。そんな気持ちでした。
もしくはもうどうなってもいいや、早くこの、人生が終わればいいなんて思ってました。
夜は痒みと恐怖で寝れない、朝は自分のかき壊した痕やベッドを見て絶望、遊びになんてとても行けない、病院にも、行けない。ステロイドを出されるのが分かっているし、怖くてあまりしっかり塗らなかったことがバレて怒られそうで、それとどれだけの気持ちで病院に来たか分かるはずもないお医者さんにさらっと問診されるのが怖くて。
重度の状態で外を歩くと、歩いているだけで心配されてしまいます。それかあまり見ないようにされます。
可哀想に、大変ね。いい病院知っているよ、と言ってくれる方は沢山居ました。その親切心に怒りが湧いていました。
「あなたが言うようなことは既に全部試している、それでコレなんですよ!しかも痒みで寝れていませんが。なにか?」そう言いたくなりました。私は心まで汚いな、そういつも思っていました。
症状は特に顔と首が酷く、隠しようがなかったです。背中の中心から上が殆どが赤黒い象肌でした。
首にはスカーフを巻いたり、マスクや帽子をしたり。巻くのも痒い。それでも目は見えないといけないの目の部分は空いていないと。🕶をするのはなんだかおかしいし。それはおしゃれのためでは無い、傷を見せてしまうことで誰かを心配させないように。それだけのことでした。隠すファッション、そして少し老婦っぽく見えます。
外見と、内面の両方の自己嫌悪で精神的に疲れてしまうので、もう外出したくない!
楽しいものもないから、せめて美味しいものを食べようとスイーツを沢山食べました。
(今考えるとこれが長引いた原因ですね。)
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アトピーの症状が強く出始めた頃、皮膚科に行きました。勿論治ると思っていました。
お医者様はどこもステロイドを出し、最初は強いもの、そのあと徐々に弱いものにしていけばいいと言うのです。
最初の強ステロイド、効きます。
そしてその次に弱いステロイド、効きません。
再度強ステロイドが出されます。
そしてそれがずっと続きます。
それが、、効かなくなります。
プロトピックが処方されます。効いてるのか効いていないのか分からない、けれどもう肌が変です。溶けているような、額は触ると骨の感覚が、わかるほど薄かった。しかし手は厚い、むしろこれは皮膚なのか?プラスチック容器のような硬さ。薄いのか厚いのか。色が厚みが変。
塗らない方が良かった。
こんな肌になるくらいなら。薬なんて最初から塗らない方が良かったんじゃ!?
そして怒りにも似た感情で病院に行きます。
するとお医者様とも少し険悪なムードです。
否定された気持ちになるんでしょうか、治らない私を見て。それはそうかもしれない、お医者様だって一生懸命考えて処方してくれたんだ。来ない方が良かったですか、居ないほうがいいですか、私なんて、、。
ただ、、全然治ってませんよ。
全然ですよ。全く効果ないじゃないですか。
間違ってるんじゃないですか?その方法。。?
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私は薬などの医療を信じるのを辞めました。母親が大学病院の看護師だったのにも関わらず私のアトピーは改善されなかっとこともそう思うようになった要因の一つです。
医療って、薬で身体の状態をコントロールすることや、怪我を治すことには特化しているけれど、病気を治したり、健康のためにあるものではないのではないか?と考えたからです。
健康はお金では買って手に入るものではない。
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話は戻りますが
親から貰った大切な身体、それを大金を支払い身体に負担が大きくかけ、傷を作ってまで外見のために手術するなんて。
賛否両論あるでしょうが、、でも
私は整形肯定派。
少し違うかもしれませんが、何をしてでも変わりたい、綺麗になりたい、その気持ちは痛いほど理解できます。
変化するには大きな勇気が必要です。
自分を綺麗にしてくれるとお医者様を信じて、飛び込むのも勇気。
私のようにお医者様を信じず、進むのもまた勇気でありました。
お金で手に入るものであれば、私はいいと思う。私の欲しいものはお金で手に入るものでは無かったけれど、そうであれば私はお金をどうにかして使ってでも手に入れたと思います。
Instagramなどで整形をし綺麗な顔や身体をしている子達を見て素直に凄い人たちだと思います。
身体の骨格などや、一重、二重が変わろうとも、肌を綺麗にすることや、体型などを維持する事は本人達の努力なしでは手にし得ない、
そして彼女達は人を信じる力が有り、痛みにも耐えたのだと。
そもそも、年齢が変化するだけで外見なんて別人級に変わります。
頭は大きく、顔は四角く、瞼は重く、首は太く、背は低く、髪は太く、なっていきます。
20歳の顔と60歳の顔、別人。
逆に20歳の頃と変わらないように整形していった方が旦那さんに詐欺と言われないのでは、と思うことも。笑
また、ぼんやり考えたりもします。
自分が整形するとしたらどこをするのかなー?と。。
まず、生まれついた色黒が一番嫌なんですけど、これ治りますか?
あと胸がほぼ無い、大きくなった事もないんですが、これどうにかなりますか?
目、一重なんですけど、その前に恐らく眼球が小さいのですが、良くなるものでしょうか?
待って。変えれるなら全部変えたい!
最初からデザインしてもいいですか?
ちょっと待って。まず性格も変えたい。
想像しただけでもう大変。手術もマインド面も。
痛みに弱いタイプ、注射も大嫌い、無理なんです。筋肉痛が嫌でビール飲んでから走っているくらいなのに。
恐らくこの身体をどうにかこうにか
工夫して、工夫して、工夫して、生きていくことになるんでしょう。