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思いを叶えるってむずかしい ①

フルオーダーの家具製作において、
ご注文を受けた際に、お客様がいちばん叶えたいことを
ちゃんと家具図面に落とし込んでいくのが
アートワークスの家具プランナーのお仕事。

  • サイズ

  • デザイン

  • 素材

  • 塗装の種類

  • 機能

単に、家具を作るために聞くのなら
ざっくり上記6つくらいだけど、
ほんとうに聞いたほうがいいのは
なんで既製品じゃダメなのか?を聞くことだったりします。
だって、既製品の方が現物も見れるし、値段もわかりやすい。
めっちゃ簡単に買えるのに、それを選ばない理由があるじゃないですか。

自分の「好きポイント」ってわかりにくい

どんな家具が好きですか?って聞かれても
スラスラ答えられる人はそんなにいないと思うんですよ。
あっちも好きだしこっちも好き、っていうのもありますし。
なんで好きなの?って考えても
なんとなく好きなんだもんって。
好きポイントって、理論じゃなくて
パッションだったりするから、移り変わったりしちゃったり。

「既製品でこういうのを見つけたんだけど
 それでは100%の希望を叶えられない」

だから、画像検索して、こんな感じってスクショいっぱい撮って
部屋においてみたイメージ膨らませて
やっぱ家具屋でオーダーしてみたいっておもって、
問い合わせというすごくめんどくさそうな
ハードルを超えてきてくれた人たちがお客様なんですよね。

その人たちの、既製品じゃ叶えられない
「ダメポイント」を聞いて
ちゃんと整理整頓していくのが
オーダー家具のプランナーの仕事。

梁があったり柱があったり、それでも収納力確保

ダメな理由は、お互いが納得できる

ここのサイズがダメなのよ
開き扉じゃ、テーブルにあたるのよ
引き出しの高さが足りないのよ
などなど
ダメな理由は理論的に言えることの方が多いかも、なんです。
聞いてる方も、それはダメですね、と納得できるし
あ、それこうしたらダメポイント減りますよ、とかも言える。
そうしたら、出来上がったプランに
「思ってたんと違う。。。」ってなりにくいとも思うんです。

だけど、それで全部うまくいくわけでもない話は、また次回に。


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