アート公募データベース artPuffin 始動
こんにちは。長らく留守にしておりました、BEARです。
この空いていた長い期間何をしていたかと言うと、アート公募のデータベースサイトの立ち上げ準備をしておりました。
その名も artPuffin – アートパフィン – です。もちろん、前回の投稿からあまりに長い期間空いておりましたので、制作をしたり、展示をしたり、アーティストインレジデンスに参加したり、様々なこともやっていました。
その活動をしながら、さまざまな方との意見交換をさせていただき、またこのnoteという場でこれまでいくつか記事を投稿し、かなり多くの方が国内外の公募に興味を持っていらっしゃることを身にしみて感じました。
そして、日本語での情報が少ないことで、本来手の届きそうなコンペや展示、助成金やアーティストインレジデンスのチャンスや、海外のほうがチャンスがありそうな作品なのに、そのチャンスの存在を知らなかったというケースをたくさん伺ってきました。その自分のモヤモヤと作家さんのモヤモヤをBEARで解消することができるのでは無いかと思い何度か投稿しようと思ったのですが、やはりあまりに大変で腰が重かった次第です。
初めまして、artPuffin です。
アートパフィンは全てのキャリアステージのアーティストとインディペンデントキュレーターに寄り添うアート公募の情報を発信しています。特に海外の公募情報を充実させ、余計な情報をできるだけ省いた、皆さんが最初にリーチしたい情報をお届けします。
私たちがアーティストキャリアをスタートした当時、アート公募を探すのは本当に大変でした。日本語での情報は限られている反面、海外の公募情報は膨大で、その中から信頼できて自分にフィットする公募を見つけるには多くの時間と労力が必要でした。私たちは、こうした苦労を経験したことから、アートパフィンを立ち上げました。私たちのミッションは「アーティスト・キュレーターの皆さんが最短ルートでフィットする公募を見つけ、応募に集中できる環境づくりのお手伝いをする」ことです。
アートパフィンはサブスクリプション制で月額¥650、常時100以上の公募を掲載しています。
パフィンは渡り鳥で知られるツノメドリの英名にちなんでいます。パフィンを知ったのは4、5年前に見たディヴィット・アテンバラさんの番組でした。彼らは生まれてから2年は海の上で過ごし、その後は冬になると拠点の土地から飛び立ち、世界の数カ所を回って暖かかくなるとまた帰って来ます。そんなパフィンと作品制作や色んな苦難を経て各所へ羽ばたきまたアトリエへ戻るアーティスト像を重ね「アートパフィン」と名付けました。
最短で応募準備に入れるように
前述の通り、他言語で自分に合った公募にたどり着くのには、心身ともにだいぶ擦り減るので、それをアートパフィンで無くして、エネルギーを応募に充ててほしいのです。そのためにリスティングの段階で明確な公募ジャンル分けと、フィルター機能、ひと目で情報を整理できるように努めています。各公募ページは基本的にこれまでBEARで投稿してきた内容と同じで、掲載公募は常時100以上です。締切を過ぎた過去の公募は一切なく、これから締切が来る公募のみです。なので、常に締切が近い順に掲載します。新しい公募情報が入り次第随時追加していくので、昨日見た2つの公募の間に新規の公募が入ってきたりします。この辺はソート順を変えたりするタブも考えたのですが、まずはシンプルに締め切り順1本で行きたいと思います。なので逐一覗いてください。
その他のコンテンツ
アートパフィンでは、公募情報のデータベースだけでなく、応募準備に役立つ情報も発信していきます。まずは Eps.1–こういう公募は注意が必要! をお届けしています。皆さん色んな場所で公募に出会う機会があると思うので、この手の公募は熟考してほしい、とか応募者が不利益になるリスクがあるよ、など自分が経験したことと見聞きしたことに基づいて書いています。今後のコンテンツ内容を少し漏らすと、CV作りのポイント・モチベーションレターってなに?・声を大にして伝えたい○○系公募の良さ・応募に使える便利な英語集、などなど、毎月配信していきます。
最後に
なんとなくアートパフィンについて分かってもらえたでしょうか。サイトのホームにはデモページを用意しているので、一度どんなもんか見てみてください。やはりできることなら無料でお届けしたかったのですが、サービス運営費と労力を考えると、この価格になってしまいました。なので私たちも一人でも多くのアーティストの皆さんのキャリアアップに繋がる良質な公募を届けていくので、毎月のコーヒー1杯、ビール1杯を我慢して、チャンスを掴んで欲しいと願っています。