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賞を取るということ。
日本にしろ海外にしろ、何の実績もない学生の頃はとりあえず学生のイラストコンペや有名どころに応募してみる人も少なくないかと思います。
僕もその1人でした。
と言っても、僕自身は学生時代、"イラストレーション"を専攻していたわけではなかったので、学生時代はコンペの存在すら知りませんでしたが笑
絵本を描きたいなーと思い、卒業後エージェント探しをしていたときに、友人らがコンペの入選報告をインスタとかでしていて、
あっ、こういうコンペがあるんだー!
と発見したのが3x3。
海外の賞だと
Society of Illustrators Annual
American Illustration
Communication Arts
3x3
World Illustration Awards
他多数…
American IllustrationやCommunication Artsは僕の感覚だと現役で、主にeditorialや広告などをメインにしているようなイラストレーターが応募している印象です。
僕の友人周りは絵本やアニメーション界隈のアーティストが多かったので、3x3やSociety of Illustrators、Bologna Book Fairのコンペに応募している人が多かったように思います。
先日お話したCaldcottのようなレベルの賞は新参者のようなイラストレーターというよりは、すでにかなり活躍しているイラストレーターが一生に一回獲れるかどうかという賞なので、そもそもそれを受賞したが故に飛躍的に仕事が増えるということではないような気もします。受賞作の売上は爆上がりするようです!それに比例して知名度も爆上がりするという点では仕事に結びつく確率も上がるとは思いますが。
ただ、イラストレーターがどのように業界に踏み入れるのか、これはいつの時代も学生が持つ最大の不安。その一つの手段としてコンペに応募してみるというのは無難ではあるように感じます。
SNSが作品をオープンに公開し、良くも悪くも多くの人の目に触れる機会を創出してくれる近年最大の営業ツールではありますが、「無料である」が故に膨大な数の作品が出回っているのも事実。その中に埋もれてしまう可能性はかなりありますが、直接的にアートディレクターや編集者などにアプローチができ、場合によっては発掘される可能性もまた大いにあります。
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