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【絵本】また あえるよ

幼稚園に通う娘が、園がお勧めする「また あえるよ」という絵本を借りてきた。韓国のベストセラー絵本である。

母と子のお互いを想う気持ちが強く出ている物語なのだが、幼稚園入園直後を想起するシーンがかり、卒園間近の母たちには懐かしさで涙ちょちょぎれする内容となっている。

わたしは「つかれて やすみたくなったら いつでも もどっておいでね。」の一文がとても良いなぁと思った。というのも、長男の卒業式の時の事を思い出したからだ。

長男が幼稚園を卒園する時、先生が卒園生たちにこんな言葉をかけてくれた。

「小学校に上がると楽しい事が沢山あります。そんな楽しい気分のときは幼稚園に来なくても良いのだけど、嫌だなぁ、疲れたなぁと思ったら、いつでも幼稚園に寄ってね」

この言葉をもらった長男は、既に中学2年になった。長男はグチグチはいうが、クヨクヨするタイプでも無いので、卒園後に疲れて幼稚園に寄った事はない。でも、何人かの卒園生は少し心のお休みが欲しくて幼稚園に寄ったのかもしれない。そして、先生に話を聞いてもらって心が回復した子もいるかもしれない。

拠り所があるって、とても重要だよなぁと思う。拠り所の重要性と、8年前の記憶を想起させてくれたこの絵本に感謝である。

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