見出し画像

エルサレム by ウィリアム・ブレイク

こんにちは、わをんです。
過ぎてしまいましたが、11月28日はイギリスの詩人。ウィリアム・ブレイクの誕生日💕

ということで、唐突ですが、有名な「エルサレム」という詩の解説をします。

  1. And did those feet in ancient time.

  2. Walk upon England's mountains green:

  3. And was the holy Lamb of God,

  4. On Englands pleasant pastures seen!

  5. And did the Countenance Divine,

  6. Shine forth upon our clouded hills?

  7. And was Jerusalem builded here,

  8. Among these dark Satanic Mills?


1行目と3行目がペア、2行目と4行目がペアというように、一段抜かしてペアになっているのがこのタイプの英詩の大きな特徴です。

1・3行目は最初の単語が And という単語で始まっています。
2・4行目は最後の単語が-een で終わる単語で終わっています。

文章の始まりの単語で韻を踏むのを頭韻|《とういん》、文末の単語で韻を踏むのを脚韻|《きゃくいん》と言います。

文頭の単語が大文字なのは詩の特徴で、必ず大文字になります。

5・7行目も同じくペアになっていて and始まりが揃っていて、-eで終わっています。
6・8行目もペアで-illsで終わっています。

こんな風に単語を揃えていればいるほど、美しい詩という評価が付きます✨

さらにこの「エルサレム」は産業革命のさなか、機械仕掛けの工場が乱立する中で、それを悪魔に見立てて、神の国がこの美しい地に降り立つのか?と疑問文でありながら、到来を待ち望む強い願望が打ち立てられています。

産業革命による環境破壊・人権問題など当時から訴えてられている問題が現代でもまだ解決されていないどころか、より大きな問題となり人類の前に立ちはだかっています。

大学時代に勉強したときは「ふーん」としか思いませんでしたが、最近になってこの詩を読み、感銘を受けた次第。

学生当時には分らない事、たくさんありすぎて、当時の自分は目が曇っていたなと思うばかり💦
この韻を踏むという形式の詩の美しさが分かるようになったらバイリンガルと名乗っていいのかな?と思っています。

声に出して読んで上手に読めたら~とか意味がちゃんと理解出来たらとかいろんな解釈があると思いますが。

同様に日本の俳句(5・7・5)や和歌(5・7・5・7・7)のリズムを心地よく感じられる感覚が分かったら日本語の感覚が身に着いたということだと思います。

最後までお読みいただき有難うございました。

いいなと思ったら応援しよう!

わをん
最後まで、お読み頂きありがとうございます♪ 皆様の果てしない道が至福に導かれますように♪ フォロー、スキ、大歓迎です♪

この記事が参加している募集