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(今日の一枚)伊東深水:明石の夕陽
明石の夕陽
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タイトル:「明石の夕陽」
伊東深水-1916(大正5年)
「明石の夕陽」は
伊東深水、初の風景画は、なんと18歳の時の作品。
兵庫県の瀬戸内海と大阪湾を結ぶ明石海峡から孤独な僧侶が見つめるシーンだ。
水と空は夕日の深いオレンジ色を反映する。
その僧侶は右の灯台と左の帆船に囲まれている、そこから、彼の孤独を非常に鋭く感じるだろう。
深水は、美人画の版画で最もよく知られているが、この大正5年のデザイン構成は、風景画の抜きでた才能を感じる。
伊東深水、風景画の原点
伊東深水(いとう しんすい、1898(明治31) - 1972(昭和47)/大正昭和期の浮世絵師、日本画家、版画家)
伊東深水は、鏑木清方を師として、歌川派浮世絵の正統を継いでおり、日本画独特の柔らかな表現による美人画が著名であり、美人画家の一人だ。そして、風景画に於いても第一線の流れを汲んでいる。その風景画は、戦後に、また、多く描かれている。
戦後には多くの作品が複製版画となり、また、題材の選択と、主婦の友などの付録ともなり、その作品が、身近に人々に知られている。
まだ、深水の今日の一枚は、まだまだ、あるのですが、その季節に致します。それにしても、「明石の夕陽」は、18歳にして、才能を感じる一枚です。
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