8月15日:終戦記念日
8月15日:終戦記念日
1945年8月15日は、終戦記念日だ。
まず、誰しもが、戦争をしたい訳がない・・・
終戦の局面はいつだったのか。
戦時中の日本の航空機産業は、三菱重工業、中島飛行機(現在の富士重工)、川崎航空機工業(現在の川崎重工)の3社で8割以上を占めていた。
その航空機工場の大半が、東京、名古屋、大阪などの大都市圏に集中していた。当時の米軍内部では、新たな爆撃目標1000箇所がリストアップされていた。
それは、当然ながら、その中では三都市圏の航空機工場が最優先目標とされた。
次いで、都市地域が目標としてリストアップされた。
そして、3月10日の東京大空襲があっても、勝つはずも無い戦争は続けられた。それは、コンコルドの誤謬(Concorde fallacy)のように・・・
原爆が広島、長崎に落とされ・・・
1945年8月6日、そして、8月9日に原爆が広島、長崎に落とされ、その後、御前会議で、8月15日の終戦が決まった。
人間魚雷-回天は、操縦兵の思想提示手段の自爆テロとは異なる
戦況悪化の中の特攻手段としてのみに、人間魚雷-回天は製作された。
その人間魚雷-回天は、操縦兵の思想提示手段の自爆テロとは異なる。
その時点での状況下で、人間魚雷-回天(かいてん)の操縦兵は、国を、国民を守ることの為に志願した。
当時の教育がそうであったから、という以前に、その意識下で現在の時間軸が存在することを忘れたくはない。
とにかく、そういう、あまりに理不尽な戦争という時代があって、今がある。
その経緯と犠牲を忘れてはならないことは確かだろう。
(註)回天の操縦兵他、106名以上の命を費やした事を、米兵の命についても同次元で考えたい・・・
生まれる時代や場所は選べない・・・
Extension:
ボーイング社(The Boeing Company)は、世界最大の航空宇宙機器開発製造会社だ。
1970年代以降、民間旅客機の主力であったBoeing747を、ボーイング社は、2022年を以て747-8の生産を終了した。
その一例だが、そのBoeing747は、2000年代に入ると、日本の*三菱重工業、川崎重工、IHI(旧-石川島播磨重工業)、富士重工が、その9割以上のパーツを生産して、合衆国で組み立てられていた。それは、日本には、高度の品質管理(*QC-Quality control)の技術があるからだ。航空機は、アメリカ車のように、簡単に壊れて、落ちる訳にはいかないからだ。
(註.1)QCコントロール:PDCA サイクル-Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)/この高度なサイクルを維持するのは、日本の国民性もあると言われる。
(註.2)三菱重工業と、あの現在の三菱航空機は別会社だ。
また、川崎重工は、現在は、隣国の新幹線の後継として、その車輌を、現在では生産している。高速移動体では、品質管理から起きる事故は、多くの人命に影響するからだ。
かつての宿敵の民間機を作り、現在、日本のEEZにミサイルを落とす国、その技術を支えるのも日本の高度な技術からなのだ。こうした技術は、平和利用に活用されたいものだ。
#終戦記念日 #終戦の局面 #人間魚雷回天 #東京大空襲 #原爆投下 #米兵の命も同次元 #大平洋戦争 #第二次世界大戦 #ボーイング・カンパニー #Boeing747 #QCコントロール