21st-ARTと伝統工芸:ジョーダン・ナサー
現代ARTと伝統工芸:ジョーダン・ナサー(Jordan Nassar)
ジョーダン・ナサー(Jordan Nassar,1985- /NY-アメリカのアーティスト/テキスタイル・ZINE... )
ジョーダン・ナサーは、ニューヨークを拠点とするアーティストで、タトリーズ(パレスチナの刺繍)として知られる伝統的なパレスチナのクロスステッチ刺繡の作品で知られている。
「私にとって、第2世代のパレスチナ系アメリカ人として、私の遺産(パレスチナ)とのつながりは希薄になり、時にはとても遠い感じがします」-Jordan Nassar
(c)Jordan Nassar
1985年、アッパーウエストサイド( Upper West Side-NY)で生まれる。(パレスな人医師の父と、ポーランド人の母)
そのパレスチナの古代の技術は通常、母から娘へと受け継がれ、お茶を飲みながら家で実践されている、そんな、気負いのないタトリーズ継承の世界だ。
そして、ナサールは、父親がパレスチナから持ち帰った装飾品や家庭用品の中で、自宅で最初に遭遇している。それは、特別なミュージアムやギャラリーではないと言うことだ。
その後、ジョーダン・ナサーは、パレスチナの職人と協力して、伝統的なデザインに触発された作品を制作し、ナサール自身の祖国の感情的な再想像、そして、その特別な光線と風景の驚くべき予期しない解釈を提言している。
「私をパレスチナのパレスチナ人と直接接触し、協力する機会を提供する。言い換えれば、何らかの形で、私にとって貴重な実際のパレスチナ人コミュニティの一部になることを可能にした。」-Jordan Nassar
「したがって、私は常に私たちの文化のこれらの具体的な現れに従事した。そのため、パレスチナの工芸品の作品化の実践は、私のパレスチナの遺産とのつながりの中心核になった。」-Jordan Nassar
それは、ジョーダン・ナサーと、タトリーズ(パレスチナの刺繍)は、生活の中で特定の部分を占めており、刺繡から、日々の中で作り出すリズムは、何世紀も前の生き方と常に歩調を合わせているのだろう。
そして、「多くのパレスチナ人が手と体でやっていると想像することをするように手と体を訓練することで、私はパレスチナに近づくことができます。」それは、パレスチナ系アメリカ人2世のジョーダン・ナサーの心境とコンテンツへの表象の原点だろう。
付け加えるなら、
2015年以降、ジョーダン・ナサーはロンドン等で、文化的吸収、また、ある文化の要素の別の要素の吸収に焦点を当てるなど、より多くの政治的作品を取り扱う方向性になった・・
2017年、ロサンゼルスのAnatEbgi ギャラリーで個展。
2018 年、フリーズアートフェア New York(国際的な現代アートフェア)でNassarの作品を発表している。
Jordan Nassar
ジョーダン・ナサーは、メディアを超えた概念や問題に取り組んでいるが、彼は、それは、形・質感・色に関連することかも知れない・・
そして、ジョーダン・ナサーは、芸術の仲間の同性パートナーと結婚している。
その作品が楽しみな21世紀型の現代アーティストだろう。
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