Charles Sheelerとモダニズム-アメリカの風景
本日の主題は、チャールズ・シーラー(Charles Sheele)と、アメリカ・モダニズムです。
チャールズ・シーラー(Charles Sheeler,1883-1965)
アメリカの画家・商業写真家。
アメリカ・モダニズムの創始者であり、精密派(Precisionism-準写真)と言う用語は、チャールズ・シーラーによって作られたと言われる。 また、そのスタイルは写真にも及び、20世紀のマスター写真家の1人と言われる。- MoMA
1883年、フィラデルフィア生まれ。
1900年-、ペンシルバニア博物館工芸学校で学び、そして、ペンシルベニア美術アカデミー(Pennsylvania Academy of Fine Arts)で学び、都市空間や工場施設を正確に描き、精密派(プレシジョニズム- Precisionism)と呼ばれた。(ドローイングと、その応用アート)
1910年頃からは、写真家としても活躍する。写真家アルフレッド・スティーグリッツや、その周辺との交流もあり、アーモリー・ショー(Armory Show-1913)にも展示されている。そして、写真家としても、シーラーの写真作品は、ストレートフォトグラフィを突き詰めた位置づけだ。作品からは、ストレートフォトグラフィの幅広さを感じさせるだろう。
被写体は、建造物(ビル・工場・倉庫・家)の主題に焦点を当ており、そして、都市風景、乗り物(鉄道・船)等々を無機質に撮影している。ニューヨークを撮影した作品には、ベレニス・アボットの都市写真との共通性があるようだ・・・
1921年、 Manhatta-New York the Magnificent (1921) with Paul Strand)映画も製作している。
1942年、メット美術館(写真の上級研究員)
1942-1945年、メトロポリタン美術館出版局に所属
代表作に「アメリカの風景」(1930年)が挙げられるだろう。
(c)Charles Sheeler
Fig.Charles Sheeler
Charles Sheeler & Paul Strand: Manhatta- New York the Magnificent (1921)