画家-Raqib Shawと異世界の風景描写
画家- ラキブ・ショー(Raqib Shaw)と異世界の風景描写
ラキブ・ショー(Raqib Shaw,1974- /ロンドン拠点のインド生まれのアーティスト)
ラキブ・ショーの作品は、色彩が鮮やかな宝石やエナメルがちりばめられた、豪華な楽園の絵画で知られる。それは、の複雑にして、実に詳細な想像世界だ。
by Raqib Shaw
それらのラキブ・ショーの作品は、神話、宗教、詩、文学、美術史、織物、東洋と西洋の伝統の装飾芸術等々の情報源から、展開されている。
そして、そこから、ヒエロニムス・ボス(ヒエロニムス・ボッシュ/Hieronymus Bosch,1450年頃 - 1516/ルネサンス期のネーデルラント/オランダ -画家)や、ハンス・ホルバイン(Hans Holbein, 1497/1498 - 1543/ルネサンス期のドイツ-画家)などの巨匠を想起させる世界があることだ。
略歴とアートワーク
1974年、カルカッタ(インド)で生まれる。
1992年、カシミールの危機により、家族はニューデリーに移住する。
1992-1998年、家業で母方の叔父のところで、建築、ジュエリー、骨董品、カーペット、布地の販売を行う。それは、母国のインドで作られている多くの美しい表象文化と接触することになった。
1998年、ラキブ・ショーはロンドンに移り、Central Saint Martins College of Arts and Design(London)で学んだ、文学士と修士。
ラキブ・ショーの作品のメディウムは、エナメル、家庭用塗料、自動車用塗料等々だ。
Porcupine quill(やまあらしの羽)でもペイントする。ドローイングを投影して、何人かのスタジオのスタッフと共に仕上げていくプロセスだ。
それらで、描かれる失われた楽園のような世界は、カシミール地方かも知れないと言われるが・・・
繰り返すが、複雑なディテール(細部)、豊かな色彩、宝石のような表面に満ちた幻想的な世界を示唆している。鮮やかに描かれた動植物の生態系と融合した、不思議な生き物や快楽主義に目がくらむシーンのキャラクターたち・・・
この幻想的な世界は風刺と皮肉に満ちている。「この社会に住み、生きているという私自身の経験についての、解説として読む取ることができる」-Raqib Shaw
Raqib Shaw
Raqib Shaw In the Studio 2013
スタジオでのRaqib Shaw - White Cube
Raqib Shaw |孤立したルネサンス