女性画家エイミー・カトラーとダーガーイズム
女性画家エイミー・カトラー(Amy Cutler)とダーガーイズム
エイミー・カトラー(Amy Cutler,1974- /現代アート作家/ドローイング、ペインティング、版画)
作品のキャラクターは、家庭用品、野生動物、ハイブリッドな生物とのシーンで、その多くはペアになっている。その作品のモチーフの様相は、子供のように見えるが、貧困、社会正義、暴力などの暗いテーマとしている。
By Amy Cutler
略歴 - Amy Cutler1974年、ポキプシー(Poughkeepsie, New York)で生まれた
1997年、クーパーユニオン(The Cooper Union for the Advancement of Science and Art)でBFAを所得。
2004年、ホイットニービエンナーレで、高い評価を得ており、エイミー・カトラーの作品はメジャーで取り上げられる。
Amy Cutler
作品を、もう少し詳細に考えると・・
エイミー・カトラーの絵画や版画の登場人物は、精巧な模様の服を着ていることが多々ある。
彼女は、世界中の婦人服の文化にインスピレーションを得たパターンを利用している。それは、アメリカ軍のサバイバルマニュアル、ネイチャーブック、日本の木版画、ペルシャ細密画、インドネシアのデザイン、そして、インドと中国のデザインに基づいた儀式用のテキスタイルなど、さまざまな情報源からインスピレーションを得ている。
カトラーのドローイング、絵画、版画は、ビクトリア朝様式(1830年代 - 1900年代前後)の服を着て、「女性の仕事」をしている女性のグループに焦点を当てるシーンが多々ある。これらから、彼女は既知のおとぎ話(童話、メルヘン)や原型を演じる物語を構成する。
そのカトラーのスタイルは、複雑で直線的で比喩的な描画が特徴でもある。それらの作品は、キャラクターの周りにネガティブなスペースが発生した作品も・・
アートワークとしては、ランダムには、MoMA、ホイットニー美術館、メトロポリタン美術館、Art, Design & Architecture Museum(AD&A/カリフォルニア)他、多くのミュージアムの集合展示されている。
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