(今日のART)シンクの下の女性:Shannon Cartier Lucy
シンクの下の女性、からの流れ:Shannon Cartier Lucy
2019年、キャンバスに油彩、32 x32インチ
by Shannon Cartier Lucy
シャノン・カルティエ・ルーシー(Shannon Cartier Lucy, 1977- / 現代絵画アーティスト)
ここから、感じ取るものは何だろう・・・
シャノン・カルティエ・ルーシーの絵はスローモーションで描かれているようだ。
このフレームには、ブラシストロークの自由性は感じられない。このフォーマットは映画のような品質をもたらしている・・
この舞台裏には監督がいて、伏線と物語の感覚があるのだ。
シャノン・カルティエ・ルーシーの作品は、スローな動きのドラマの感覚であり、シンクの下で曲がる女性、また、手首にはさみを持っている女性・・・
危機に瀕している女性のテーマ、そして自己の漸進的な解散は、ルーシーの作品の自伝的要素だ。
by Shannon Cartier Lucy
そのルーシーの精神疾患と薬物の後、ルーシーは絵を描くのをやめたが、空白を経て回帰し、心身共に浄化され、訓練を受け心理療法士にもなった。
Exhibitions-「マチェーテの女性」は、ロサンゼルスでのルーシーの個展であり、その間10年にわたる空白の後に彼女が描くことに戻った。 それは、
Shannon Cartier Lucy’s Woman with Machete - 2020年3月13日
「シャノン・カルティエ・ルーシーの新しい一連の仕事は、驚くほど強く、親密で、不安を感じさせます。ルーシーは、しばしば自分自身を主題として含むこれらの繊細な作品の中で、物語、回帰、そして家への復帰について瞑想している。」– クレア・ミルブラス(Claire Milbrath,1989- /カナダのアーティスト・評論)
(註)10年以上の空白、そういった期間の空白のアーティストも多いかも知れない、しかし、それは、時間が一定に前進しない辛い時間だ。そして、今の先がまったく見えないのだ。いつも、オキーフや、デニスポッパーを思い出すが、それは、経験した者にしかわからないのかも知れない。
また、クレア・ミルブラス(Claire Milbrath,1989- /カナダのアーティスト・評論)については、いずれ、その作品と、インディペンデントマガジン-EDITORIAL MAGAZINEのコラムに致します。お時間の許す折にでも・・