コンスタンティン・ブランクーシとInfinity column(無限柱)を考える
コンスタンティン・ブランクーシとInfinity column(無限柱)を考える
この「Infinity column」(無限柱)は、コンスタンティン・ブランクーシの代表作だ。そして、第一次世界大戦のルーマニアの英雄へのオマージュでもある。
Infinity column
コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brancusi: 1876-1957/ルーマニア出身の20世紀を代表するミニマル・アートの彫刻家)
そして、ミニマル・アートの先駆的作品の先駆者だ。
作品の極を観ていると、その先駆者たる、苦労も感じる。
そして、繰り返すが、ブランクーシの独創的な作品は、後の現代彫刻、絵画、デザインなどへ、多大なる影響を与えた。また、Infinity column(無限柱)の無限列は無限の概念とルーマニアの兵士の無限の犠牲を象徴している。
この「Infinity column」(無限柱)シリーズは、代表作でもあるが、そこには、単純なユニットの反復がある、ミニマル・アートとは、何か、そして、その表象を行う訳が、そこに内在化している。
Infinity Column-Production Process
単純なユニットの反復により構成され、本人が友人のマン・レイに語ったところでは、どこで切断しても無限の柱としての特性を失わないものとされる。この思想はカール・アンドレなどのミニマル・アートへ強い影響を与えた。
カール・アンドレ(Carl Andre,1935- /American minimalist artist /詩人)は、その1950年代、木を組み合わせた立体作品を制作する。それは、コンスタンティン・ブランクーシの影響を受けているのだろう。
20thの彫刻の代表的な作品だろう、その文化は、継承される・・
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