アート活動家-ザネレ・ムホリへの攻撃と苦難
作家ザネレ・ムホリへの攻撃と苦難
ザネレ・ムホリ(Zanele Muholi,1972- /南アフリカのアーティスト・写真・映像、インスタレーションでの視覚活動家)
写真家であり視覚活動家であるザネレ・ムホリは、現代の南アフリカで黒人のクィア(Queer/性的なアウトサイダー全体)のアイデンティティを探求している。
ザネレ・ムホリは、「Faces and Phases」シリーズで当初は認識された。このシリーズでは、南アフリカからの多くの女性の繊細な肖像画を何百枚も撮影し、また、同性愛は非アフリカであるという国に、ある意味、受け入れられたレトリックに異議を唱えた。
2000年代初めは、南アフリカの黒人レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、インターセックスのコミュニティの生活を記録・表象している。
by Zanele Muholi
作品の盗難
2012年4月20日、フレデフック(南アフリカ ケープタウン)にあるムホリのアパートが奪われ、PCで5年分の写真とビデオを含む20台以上のプライマリ(メインな)及び、バックアップ外付けハードドライブが盗まれた。 そこに含まれている写真には、ヘイトクライム(Hate crime)で殺害された南アフリカの黒人レズビアンの葬式の記録が含まれていた。他に何も盗まれておらず、ムホリの黒人レズビアンの生活の記録が標的にされた疑いが生じた。ムホリは強盗の時に海外にいた。これは、ムホリの過去5年間の仕事を簡単で効果的な方法で消し去った、という事だ。
by Zanele Muholi
暴力
2017年7月、ムホリの共同制作者であるSibahle Nkumbi(南アフリカの映画製作者)は、アムステルダム市立美術館でのムホリの展示会のオープニングをカバーするためにオランダを訪問しているときに、そのアムステルダムの階段を突き落とされた。Nkumbiは入院し、脳震盪(のうしんとう)とかなりの打撲傷を負った。
Viral video shows South African filmmaker Sibahle 'Steve' Nkumbi falling down stairs
それで終わりではない。
その後、その対立するビデオ映像がウイルスに感染し、アムステルダムの検察官から、過失致死罪で起訴されている・・・・
21stのアートでの活動家
視覚活動家とアーティストの仕切り線はない・・・
21st型のアートの先駆者となるべき人物であり、作品だろう。
Zanele Muholi
Zanele Muholi on "Somnyama Ngonyama, Hail the Dark Lioness" at Seattle Art Museum