ビーチの風景：ニコラ・ド・スタール
ビーチの風景：ニコラ・ド・スタール
paysage de plage（ビーチの風景）、1954 年
ニコラ・ド・スタール（Nicolas de Stael）は、具象と抽象の対立を超えた画家だ。
ニコラ・ド・スタール、paysage de plage（ビーチの風景）、1954 年
晩年に近い、1957年にビーチの風景は描かれている。
ニコラ・ド・スタール（仏: Nicolas de Staël）
ニコラ・ド・スタール（仏: Nicolas de Staël、1914 - 1955/、ロシアに生まれフランスなどで活動した画家）
サンクトペテルブルクにロシア貴族の子息ニコライ・ウラジーミロヴィチ・スタール・フォン・ゴルシュテイン( Николай Владимирович Шталь фон Гольштейн)として生まれる。
ロシア革命のために亡命を余儀なくされ、ベルリン、ブリュッセルに住んだ。ブリュッセルでは美術アカデミーでデッサンを学ぶ。
1938年にパリへ移った。
1939年、外人部隊に入る。亡命者の不安、理想主義者の不安が原因とみられる。しかし、ブラックやフェルナン・レジェとの出会いもあり、芸術上でも大きな成果を上げる。晩年は現実への叙情的な回帰が、具象的な表現へと変化していく。
（註）フェルナン・レジェ：（Fernand Léger、1881 - 1955/20世紀前半に活動したフランスの画家で、ピカソ、ブラックらとともにキュビスム（立体派とみなされる）しかし晩年は、現実への叙情的な回帰が、具象的な表現へと変化していく。
1955年、夭折にも・・・自ら亡くなった、その少し前の印象的な1枚が（paysage de plage）だ。
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