Gothic a go go, 1985-86:Robyn Denny
Gothic a go go, 1985-86
Gothic a go go
1950 年代の英国では、戦後のロンドンと視覚芸術の両方が自らを改革しようとしていた。世紀の初めには、大都市の中心は旧世界から新世界へと移っていた。絵画の分野での革新は、伝統的な拠点であったヨーロッパ本土ではなく、大西洋の向こう側で起こっていた。抽象表現主義の巨大で手に負えない精神的なキャンバスの影響は、英国では特殊なものであったか、さもなければ薄かった。セント アイヴス派の画家たちはそれを風景画の形式へと薄めてしまった。これは、純粋抽象主義の教義と、それに近い「アクション ペインティング」とは相容れないものだった。アクション ペインティングでは、絵の具そのものとそれを操作する動作が、絵画の目に見える、表現された主題や対象の重要性を奪うと考えられていた。
ロビン・デニー(Robyn Denny)
ロビン・デニー(Edward Maurice FitzGerald "Robyn" Denny ,1930 - 2014/イギリスのアーティスト)
ロビン・デニー は、1950年代、60年代、70年代のイギリス美術を変革
ロビン・デニー は、1950年代、60年代、70年代のイギリス美術を変革し、それを国際的な主流へと導いた、国際的に評価の高いグループの1人だ。彼の大規模で、断固として都会的な抽象画は、当時のクールで近代的な雰囲気を捉えながらも、陰鬱で謎めいた存在感があり、逆説的に時代を超越しているようにも見える。
そのロビン・デニーはロンドン各地で多くの壁画を制作した。1975年、ロンドンのルルドの聖母教会のために幾何学的な十字架像を壁に取り付けた。その前年には、セント・トーマス病院のために、心室に分かれた抽象化された心臓のようなエナメルパネルを制作した。 1968年にローワー・リージェント・ストリートのパラマウント・シネマのために制作したアコースティック壁画は、ルバーブとカスタードの驚異だ。そして、それは、地下鉄の駅にまでだ。それらはイギリスらしい、そして、 Losでのアートシーンも大きな影響だろう。
ロビン・デニーのアートワーク
次回も、ランダムになりますが、ロビン・デニーのアートワークに続きます。それは、その1枚1枚に大きなロジックが感じられるからです。
お時間の許す折に・・・
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