(今日の一枚)伊東深水:パウダーを塗る鏡の前の美しさ
伊東深水:パウダーを塗る鏡の前の美しさ
伊東深水- 35*18.8 cm 美容塗布パウダー口絵として描かれた。 1910~1920年代
パウダーを塗る美女の口絵、左手にタオル。この作品は雑誌(口絵)に同梱され、折りたたんで挿入されていた。
印刷メディアに・・
印刷メディアに視点を置くと、当時は、オフセット印刷と平版印刷、これらの組み合わせを使用した。(*オフセットリソグラフィー)
(註)*オフセットリソグラフィー:インクはプレートから直接ゴムブランケットに移動し、 その後、紙に移動(転写)する。現在のスタンダード。
伊東深水の構図とデザイン性は、このプリント技術の流れに最適化されたように描かれている。
伊東深水(いとう しんすい)
伊東深水(いとう しんすい、1898(明治31) - 1972(昭和47)/大正昭和期の浮世絵師、日本画家、版画家)
伊東深水は、鏑木清方を師として、歌川派浮世絵の正統を継いでおり、日本画独特の柔らかな表現による美人画が著名であり、美人画家の一人だ。
戦後には多くの作品が複製版画となり、また、題材の選択と、主婦の友などの付録ともなり、その作品が、身近に人々に知られている。
伊東深水と作品
いいなと思ったら応援しよう!
応援いただきましたら、現代アートの活動に使わせていただきます。