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Play Station Homeというプラットフォーム

目次



PlayStation Homeって覚えてますか?


皆さんはPlayStation Homeというプレステ3にあったプラットフォームをご存知でしょうか?もしくは覚えてますか?

PlayStation HOMEの実際のプレイ動画については
youtubeにUPされていたのでこちらのリンクを共有します。とにかく懐かしい・・・!

どうあがいても絶望病棟
もうひとつの砂浜
パーソナルスペースや世界観

Playstation homeは2008年に開始、
約15年程前に実在したメタバースの空間で、
自分のアバターを作成し、
リアルタイムコミュニケーションを楽しむゲームです。
様々なエンターテインメント関連の会社がプロモーションとして開いているラウンジでゲームをする事でリワードを獲得し、
手に入れたリワードを身につけたり自分のパーソナルスぺ―スの改装等を
楽しむオンラインプレイグラウンドというジャンルのゲームで、
無料で手に入らないものはマーケットプレイスで購入、手に入れることができました。

そうです。
これからメタバースの時代が来る・・!なんて言われているのですが
すでに15年前に存在していたのです。

私はHomeがスタートした頃からその空間のコアな住人で、
2010年のワールドカップもマーケットトプレイスで購入した日本のユニフォームを着て、ブブゼラを響かせながらFevaArenaにあるモニターを見てサッカーを楽しんだ記憶がある位、何年もほぼ毎日ログインしていました。

でもふと、なぜあんなにPS HOMEが面白かったのか疑問に思ったので
ポイントをまとめてみたいと思います。

PS HOMEサービスの絶妙なユーザー心を
くすぐるシステム(世界観)の構築

匿名性がありながらもリスクが抑えられた

当時から匿名で参加できるネット掲示板等はあったのですが
私は匿名性が強すぎるサイトが無責任な発言や振る舞いをする人が
多いような気がして苦手でした。
なのでそういうサイトを眺めることがあっても、
決して自ら参加することはなかったのですが、
PS HOMEの場合、アバターという仮の姿、匿名性があるのに、
他のサイトやサービスよりもトラブルが少ない印象がありました。
人を不快にさせる言葉や行動をするユーザーはユーザーによって通報されて
アカウントがBAN(停止)されることで、
現実世界のような社会が自然と成立していたのか、
ほとんど不快な思いをすることはなかったし、
PS HOME上に存在する人はPlayStaionのアカウントで
身分の証明が必要だった事も安心材料として大きかったように思います。
気になるユーザーがいれば、PS上のプロフィールを確認して
そのユーザーのゲームの嗜好が確認できることも
その人の人となりが少し見えたような気がして
なんだか少し安心できました。
ここ結構絶妙ポイントだなと思っています。

心理的安全性が確保された状態からスタートするユーザ同士の交流と丁度いい距離感

同じ空間に存在する多数のユーザーに対して
ある程度の安心感を持てた上で、
すでにゲームという共通の趣味を持ち合わせた同士が集まる空間、
パブリックスペースでは基本そこにいる人の会話が筒抜けで、※チャットでのやりとりです
私の場合、海がきれいな南の島をテーマにしたラウンジで一人で海を見て過ごしている事もよくあったのですが、興味があればその会話に参加させてもらう事も出来ました。
現実世界と仲良くなる手順が逆に見えるけれど、
その方がずっと人間関係の最初の糸口が掴みやすかったし、
話していくうちに合わないと思えば離れるのも簡単でした。
会話の公開範囲が細かく設定されていたのも
PSHomeの絶妙にいいポイントその2だったと思っています。

北米アカウントが作成できた

実はPlayStationNetwork(以下PSN)に登録する住所を海外にすることで、
日本以外のPSHomeに行く事ができたのです。
当時の私は活きた英語を勉強したい気持ちが強かったので、
北米アカウントを作成して北米のPSHomeに参加、
海外の方と英語チャットをするために両方のアカウントを持ち、
日米のHomeを行き来していました。
北米版ではネットスラングや略語を学べる事も面白かったのですが
なによりHome上のコンセプトは変わらないのに
ちょっとした所が日本のPSHomeと違う事に、
文化の違いがありそこに面白さを感じていました。
同じ空間を共有しているという前提があるだけで
臆せず話しかけることが出来たし、
北米アカウントの住人の方がずっと他人に対してオープンだったのですぐに友達ができました。
楽しいとかワクワクを共有する事が心理的安全性の確保につながるのだと当時感じた記憶があります。

Play station home の残念だったところ


そんなわけで私はPlayStation HOMEをこよなく愛していたのですが、
残念だった点を挙げるとしたら
とにかくこのメタバース自体のコンセプトが早すぎたことだと思います。
かなり完成された世界観だったのにも関わらず
ユーザーが限定的だった事で、
知る人ぞ知るプラットフォームになってしまったような気がします。ようやくハードを超えてゲームを楽しめる時代が到来したので今であればより色々なユーザーを巻き込んで、
あの世界観を楽しめるのではないかなと思います。

そんな中Playstation homeの商標が欧州で正式にで更新されたという噂も・・!PS5であればスペックも申し分無し、シン・PlayStationhttp://blog.esuteru.com/archives/9730729.html

http://blog.esuteru.com/archives/9730729.html Home がついに始動するのかとワクワクしています。

まとめ

サービスが終了してから結構経ってしまっていますが未だにあの空間に魅了され続けている方も沢山いると思います。
今の世の中だからこそリアルや外見・性別に捕らわれず、もっと自由にバーチャルな空間を通して自分を表現したり、様々な価値観や考え方に触れられるPSHomeみたいな空間が必要だと思うのです。

又これからの技術があれば、五感を含む感覚や感性・体験も、もっとリアルにシェアできる様になると思います。
そういう世界を既に視野に入れてソニーエンターテインメントが動き出してくれていると信じて・・・!

そして今更ながらですが、
Facebookのグループを作成したので
この記事を見て懐かしい・・と思った方は
是非参加していただけると嬉しいです!



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