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アルツハイマー型認知症研究の失敗と100年前からの警告
カール・ヘラップ (著), 梶山あゆみ (翻訳) 「アルツハイマー病研究、失敗の構造」(みすず書房)では、次のような主張がなされています。
「アルツハイマー型認知症研究は、その原因をアミロイドプラークという単一のものに限定するという過度に単純化した説に囚われて他の代替モデル(多様性)を全て押しつぶしてきた。そのため袋小路に入り込んで10年~15年の時間を無駄にした」
現状(2024年)では、
多体問題(三体問題)と生成AI
生成AIは多体問題(三体問題)の先へ多体問題(三体問題を含む)と言ってもタンパク質の構造予測の話です。基本的には天体の多体問題と一緒です。タンパク質は数十個から千を超えるアミノ酸から構成されています。アミノ酸の種類と順序によって様々な三次元形状を取ります。アミノ酸配列から三次元形状を予測することが「タンパク質の構造予測」。新薬の開発などに役立つ重要な情報源です。
タンパク質の構造予測では天体同士
EVのCO2削減効果が異様に低い件
EVのCO2換算の温暖化ガス削減効果ポール・ホーケン編著 江守、東出訳「ドローダウン地球温暖化を逆転させる100の方法」山と溪谷社 は、地球温暖化に対する100の解決策をリストアップ。CO2換算の削減量順に1位から100位までに解決策を順位づけしたものです。
70人の科学者(半数近くが博士号、40%が女性)がリストを作成。作成したリストを120人の外部専門家(地質学者、エンジニア、農学者、ジャー