10/22(火)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:米10月リッチモンド連銀製造業指数は予想以上に改善、ドル続伸 米10月リッチモンド連銀製造業指数は-14となった。 9月-21から予想以上に改善し6月来で最高 。ただ、12カ月連続のマイナスとなった。米10年債利回りは今年7月以来の高利回り(4.2%)を超え、利下げ後としては異例の金利上昇が続いております。市場はインフレ懸念が再燃する可能性を先に織り込みに行っており、今後のFEDのかじ取りは雇用と物価の両面で難解を迫られそうです。

画像1 10/22(火)米国市場引け後 株式市場:Loop Capitalは、マイクロソフト(NASDAQ: MSFT)に対する「買い」評価を再確認し、目標株価を$500.00に維持しています。MSFT +2.49%と2%超えの上昇は久しぶりです。その他PMが無煙製品であるIQOSとZYNの好調な販売と、紙巻たばこ部門の成長に支えられて好決算を発表し株価+10.47%と急上昇、GMも好決算で+9.79%とこちらも急上昇しました。反対にGEは好受注に支えられながらもエンジンの不調が嫌気され株価は-9.08%でした。
画像2 10/22(火)米国市場引け後 指数:NYダウ 42924.30(前日比-0.02%⤵)SP500 5851.20(前日比-0.05%⤵)NASDAQ100 20382.78(前日比+0.10%⤴)NASDAQ総合 18572.17(前日比+0.17%⤴)Russell2000 2229.05(前日比-0.48%⤴)SP500 VIX指数 18.20(前日比-0.93%)債券MOVE指数 128.95(年初来高ptを更新、前日比+4.73%)と債券は相変わらずの高ボラティリティ状態が続いております。
画像3 10/22(火)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX Future 18.38(前日比+0.13%)ドルインデックス 104.10(8月以来の高指数、急速にドル買いが進んでおり節目の104を超えて来ました)原油WTI 71.47と反謄、イスラエルがイランの石油施設攻撃を再度示唆した事による緊張が高まりました。金/ドルは史上最高値を更新、1トロイオンス辺り2747.40ドルを付けております。中国経済の復活期待とインドの金輸入規制の緩和による点も影響を及ぼしていると思われます。
画像4 10/22(火)債券利回り:利下げをしたにもかかわらず経済の好循環とインフレ懸念の再燃で10年債利回りは2bpの上昇、今週だけでなんと+4.45%も上昇しております。2年債の方は上昇はしているものの11月のFOMC時利下げ期待はさほど変わらない為週間で2.2%程の上昇にとどまっております。この後強い経済指標が出てくれば11月ですら利下げ見送りの可能性までささやかれ始めました。
画像5 10/22(火)Fear and Greed Indexは70でGreed。ただしこのまま10年債利回りが上昇していけば株式は軟調になり、投資家センチメントは悪化していく方向になる可能性が高いと考えます。大統領選よりも米景気やインフレ懸念の方が相場を動かす材料となりそうな流れになってきたと予想いたします。
画像6 10/22(火)債券市場利下げ織り込み:昨日よりも利下げ期待は進んでおり11月FOMC時に25bp利下げをするのはConsensusのままだと思われます。現在は金利に注目する必要がありますので引き続き経済指標は注視してまいります。

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