10/15(火)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:NY連銀製造業景気指数(10月)予想3.40、結果-11.90と5月以来の大幅マイナス。債券ボラティリティは依然高い状態が続き政策見通しの不透明化を懸念、また原油価格の急落もあって10年債が大きく買われ利回りは9bpも下落しました。VIX指数は再び上昇傾向で前日比+4.7%、債券MOVE指数は以前高い118.47を付けております。原油先物は下落し、-3.81%の1バレル/71.02$で現在取引されております。

画像1 10/15(火)米国市場引け後 株式市場:ASMLの手違いによる1日早い決算内容の流出でプチ混乱、中身が悪すぎて大混乱・・・SOX指数は-5.28%と大幅にマイナス、半導体関連銘柄も軒並み売られる展開でした。オランダ政府による規制強化の影響、4Q中国向け売上はほぼ現在の受注残のみという見方で、3QのNet Booking(純受注高)はConsensus予想の半分程度という結果に終わりました。その他Energy関連は原油価格下落に伴い大きく下落しました。
画像2 10/15(火)米国市場引け後 指数:NYダウ 42740.42(前日比-0.75%⤵)SP500 5815.26(前日比-0.76%⤵)NASDAQ100 20166.30(前日比-1.33%⤵)NASDAQ総合 18322.05(前日比-0.98%⤵)Russell2000 2250.85(前日比+0.10%⤴)SP500 VIX指数 20.64(前日比+4.77%⤴)債券MOVE指数 118.47(前日比-1.64%⤵)VIX指数が再び上昇傾向、MOVE指数も以前高い位置に。
画像3 10/15(火)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 Future 21.15(前日比+4.70%)ドルインデックス 103.21(10月に入ってから指数が3ptも上昇、じわりとドルが高くなってきております)原油WTI 71.04(前日から大きく下げ-3.78%、イラン石油施設を攻撃しない設が有力視)金/ドル 2662.85(前日比+0.54%)BTC/USD 66346、ETH/USD 2581.90とトランプさん支持率後退で若干下落
画像4 10/15(火)債券利回り:原油価格の下落でインフレ懸念が後退、主に長期債を買う動きが強く10年債利回りは9bpも下落しました。11月の米大統領選で民主党候補ハリス副大統領と共和党候補トランプ前大統領のいずれが勝利しても、今後4年間のインフレ率は連邦準備制度理事会(FRB)が予測する長期水準を上回るとみられております。
画像5 10/15(火)Fear and Greed Indexは前日から6pt急落し70でGreed。VIX指数も20を超えてきましたしASMLの決算による懸念が多く残った形かと思います。銀行関連の決算は総じて良い為金融関連での懸念事項は後退していると思います。明日のTSMの決算で懸念を払しょくしてくれる事を祈りたいです。
画像6 10/15(火)債券市場利下げ織り込み:前日より5%程利下げ方向に織り込みが進みました。再燃しそうなインフレ懸念と雇用のはざまで揺れている状態です。今週は重要な経済指標は、小売り関連、住宅関連、鉱工業生産指数といったところなのでインフレや消費需要といった部分に注目してみたいと思います。

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