8/20(引け後)今日目立った経済指標はありません。バークレイズのアナリストは高配当銘柄が金利低下後3ヶ月から6ヶ月は安定した利益を上げやすく、金利が下がると配当収入の魅力が増すと分析しているようです。一方、価格変動が大きい銘柄は、一般的にこのような時期にはあまり良いパフォーマンスを示さないが、これは金利低下が経済成長の鈍化や景気後退と連動しやすい為である。また、時価総額の小さい企業は通常最初の金利低下から約9ヵ月間は、時価総額の大きい企業ほど良いパフォーマンスを示さない可能性があると述べております。

画像1 8/20(引け後)4指数共に前日よりも出来高が多い状態で上髭を付けての下落、今週は材料があまりない為一旦50日移動平均線まで戻す事も視野に。NVIDIA -2.09%、Apple +0.33%、Microsoft +0.88%、Google +0.44%、Meta -0.47%、Amazon +0.36%、Tesla -0.56%、XOM -3.33%、PANW +7.13%、LLY +3.16%と全体的に材料不足で方向感に欠ける展開でした。
画像2 8/20(引け後)セクター別パフォーマンス:イスラエルとハマスの休戦交渉にワシントンからの提案を受け入れたとブリンケン国務長官がコメントした事で原油価格が大きく下落、さらにリビアのシャララ油田が他の油田への供給目的で増産を発表し原油価格下落に拍車が掛かっております。全体的に軟調で今まで買われてきた分の利確売りがそれなりにありそうです。
画像3 8/20(引け後)指数:NYダウ 40834.97(前日比-0.15%)SP500 5597.12(前日比-0.20%)NASDAQ100 19717.77(前日比-0.25%)NASDAQ総合 17814.98(前日比-0.35%)Russel2000 2142.55(-1.12%)SP500 VIX指数 15.88(前日比+8.4%)MOVE指数 110.13(前日比+7.12%)とボラティリティが少し増えてきたようです。
画像4 8/20(引け後)指数先物:VIX先物が急な上昇(+4.08%)、SP500のVIX指数も急上昇、MOVE指数も急上昇です。4指数とも前日より出来高を伴って上髭を付けての下落なので、少し上値が重い展開になりそうにも見えます。日経225先物 -0.65%、TOPIX先物 -2.05%と小幅な動き、BTCは再び60000$割れの59507$。原油価格は週間で下落しておりバレル/73.19$
画像5 8/20(引け後)Fear and Greed Indexは45に上昇しNeutral領域に入りました。但し過去数日落ち着いてきていたVIX指数が再び上昇し、MOVE指数もそろって上昇しております。こういった点でも短期的に反落する事も視野に入れておいた方がよいかもしれません。※4指数も前日より出来高を伴い下落
画像6 8/20(引け後)債券市場の利下げ織り込み状況:9月の利下げ織り込みが少し50bspよりに傾いております。また年内100bspの利下げを再び織り込み始め、ジャクソンホール会合までは材料が無い為方向感が定まらない動きになるかもしれません。

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