11/13(水)米国市場引け後 経済指標:10月消費者物価指数(前月比)予想0.2%、結果0.2%(前回0.2%)10月消費者物価指数(前年比)予想2.6%、結果2.6%(前回2.4%)10月コア消費者物価指数(前月比)予想0.3%、結果0.3%(前回0.3%)10月コア消費者物価指数(前年比)予想3.3%、結果3.3%(前回3.3%)と全て予想通りになりましたが前年比では9月の2.4%より伸び、7月以来の大きな進捗となりました。これを受けて一旦はドル売り、短期債の買い(利下げ観測が進捗)で反応しました。

画像1 11/13(水)米国市場引け後 株式市場:SMCIは10-Qの提出遅延により-4.59%、Spotifyは600万人の新規加入者と900万人の新規広告付きユーザー獲得を発表、決算内容と合わせ株価は+10.96%しました。AmazonはAWSがIBMにクラウド上でNvidia Blackwellの提供する$475Mの契約を試みている情報で上昇、その他半導体関連は総じて売り、CPI発表の影響からかシクリカル系セクターが本日は買われております。
画像2 11/13(水)米国市場引け後 指数:NYダウ 43958.19(前日比+0.11%)SP500 5986.90(前日比+0.05%)NASDAQ100 21041.15(前日比-0.14%)NASDAQ総合 19236.22(前日比-0.23%)Russell2000 2369.55(前日比-0.93%)SP500 VIX指数 14.09(前日比-4.42%)債券MOVE指数だけは不気味に高騰し108.55(11/12取引)と債券ボラティリティは高い状態です。
画像3 11/13(水)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 Future 14.63(前日比-4.11%)ドルインデックスはCPIが前年比の伸びが加速している事に反応したかさらに急騰し、現在106.52となり、ドル円は155円台に突入しております。原油は67.94とトランプさんが当選してから原油は比較的落ち着いた状態です。金/ドルは2600台を割り2576.78と4日連続で下落、代わりにBTC/USDは90000ドル台前後で推移とこちらはずっと好調です。反対にETH/USDは下落して来ております。
画像4 11/13(水)米国市場引け後 債券市場:消費者物価指数の前年比比較値が加速してしまい、インフレ抑制に対する難しさを露呈した形かと思います。これを受けて主に短期債が買われ長期債が売られる展開に、イールドカーブは昨日フラットニング化しましたが本日はスティープ化。債券のボラティリティは依然高く、金利も1日での変化が激しくなっておりますので注意が必要です。
画像5 11/13(水)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは前日の68でほぼ変わらず67でGreed。VIX指数は落ち着いておりますが債券ボラティリティがまた上がってきておりますので金利動向には注意が必要です。金利は様々な経済指標に影響を与える要素なので現在落ち着いているものも、金利が高くなりすぎると偏重する可能性が上がりますので注意が必要です。
画像6 11/13(水)債券市場利下げ織り込み:主にCPI数値が予想値通りだった事を受け、12月にも25bp利下げをする正当性が一つ証明された感をすくっての数字ではないかと予測いたします。前年比でのCPIが加速してしまった点にフォーカスすると真逆の反応になるので、この後の指標で変わる可能性は十分ありそうです。

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