10/7(月)米国市場引け後マーケットサマリー 本日重要な経済指標の発表はありませんでした。ミネアポリス連邦準備銀行総裁のニール・カシュカリ氏の発言を受けて、S&P500指数が日中安値(LOD)を更新しました。カシュカリ氏は、現在の中立的なフェデラルファンド金利(FFR)が3%近辺にあるとの見方を示しました。さらに、FEDのバランスシート縮小についても言及があり、まだ道のりがあるとの見解を示しました。これは、量的引き締め政策がしばらく続く可能性を示唆しています。 6 Ken 2024年10月8日 06:10 10/7(月)米国市場引け後 株式市場:中東リスク、強い雇用統計によるドル高や思わぬ金利上昇、カシュカリ総裁の発言などを受けて株式はほぼ全面的に売られる展開に。NvidiaはワシントンDCでのAI関連イベントで投資家向けプレゼンテーションを一部変更したと見られ株価は好反応、TSMCも釣られて上昇しました。Appleはジェフリーズの新型iPhone需要が低いと見るレポートを出し2%以上の下落、Amazonもウェルズファーゴのアナリストが目標株価と投資判断を引き下げた為-3%の下落。 10/7(月)米国市場引け後 指数:NYダウ 41954.24(前日比-0.94%⤵)SP500 5695.94(前日比-0.96%⤵)NASDAQ100 19804.85(前日比-1.15%⤵)NASDAQ総合 17926.04(前日比-1.17%⤵)Russell2000 2192.20(前日比-0.93%⤵)と4指数とも1%前後の強い売りに見舞われました。カシュカリ総裁が講演時に中立金は3%近辺にあるという発言があり、SP500 VIX指数も22.64と急上昇(前日比+17.86%⤴)しました。 10/7(月)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX Future 22.46(前日比+11.17%)、ドルインデックス 102.50(102pt台を更新し、再びドル高方向へ)前日比-0.02%、原油WTI 77.24と中東情勢を反映しさらに上昇しました(前日比+3.85%)金/ドルは 2643.03(前日比-0.40%)と少し落ち着き、BTC/USDは63000台、ETH/USDは2400台で推移しております。 10/7(月)米国市場引け後 債券:10年債利回りは再び4%台をつけ一時逆イールドカーブ状態になりました。強い雇用、強い経済を背景に国債は全面的に売られ、金利は4bp~5bp前後上昇しております。 10/7(月)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは先週の74から4pt下落して70のGreed。中東情勢の不安や金利の急上昇からの利下げ期待の後退など、株式市場に対してはプラス要因もマイナス要因もありリスク資産への参入に一部懐疑的な見方をする投資家さんもおられるようです。雇用が強いとなると今度は物価に注目が集まって来るのでCPI指標が重要になってきます。 10/7(月)米国市場引け後 債券市場利下げ織り込み:利下げではなく金利据え置きの織り込み度合いが急上昇しております。雇用が予想以上に強かった為、今週のCPIに注目が集まりそうです。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #経済 #経済・金融 #投資の勉強 6