10/4(金)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:非農業部門雇用者数(9月)予想140K、結果254K(前回159K)⤴、非農業部門民間雇用者数(9月)予想125K、結果223K(前回114K)⤴、9月平均時給(前月比)予想0.3%、結果0.4%⤴、失業率(9月)予想4.2%、結果4.1%(前回4.2%)非常に強い雇用の数字が出た事で為替はドル買い、国債は大きく売られ金利は大幅に上昇、株式市場は安堵感から反発といった流れになりました。BTCも62000ドル台と幅広いリスク資産に資金が入りました。

画像1 10/4(金)米国市場引け後 株式市場:バイデン大統領がイスラエルに石油施設への攻撃を自重するよう求めている点や強い雇用統計の数字を受け株式市場では大きな買いとなりました。特に金利面での上昇恩恵が大きいFinancialセクター、東海岸の港湾労働者ストが一旦終結したとの事で小売り系も上昇しました。Technology系も大きく反発しSOX指数は1.59%の上昇、ソフトウェア関連銘柄も強い上昇をみせました。
画像2 10/4(金)米国市場引け後 指数:NYダウ 42352.75(前日比+0.81%)SP500 5751.07(前日比+0.90)NASDAQ100 20031.32(前日比+1.20%)NASDAQ総合 18134.67(前日比+1.21%)Russell2000 2208.10(前日比+1.28%)SP500 VIX 19.21(前日比-6.25%)債券MOVE指数 101.16(前日比-0.99%)全指数が上昇、利下げ期待が後退した為市場感応度が変わった可能性があります。
画像3 10/4(金)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX Future 20.40(前日比-3.19%)ドルインデックス 102.48(前日比+0.48%)原油WTI 74.68(前日比+1.32%)金/ドル 2651.81(前日比-0.17%)イラン石油施設への攻撃を自重するようバイデン大統領が求めるもイスラエル側は報復以外の選択肢は無いと主張、原油価格はボラティリティの激しい先物になりそうです。(サウジがほくそ笑んでいそう)
画像4 10/4(金)米国市場引け後 債券:雇用統計の強い指標を受け為替ドル円が急上昇、146円台→一気に148円台に。そして債券市場も大きく売り越し金利は急上昇、10bp~20bpもの大幅上昇となりました。これにより2年債利回りと10年債利回りの差がかなり縮まり、逆イールドに近づいてきました。
画像5 10/4(金)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは前日の67から7ptも上昇して74のGreed、Extreme Greedの手前です。雇用統計の結果を受け市場の雰囲気がガラッと変わりました、来週から3Qの決算シーズンに入りますが強気のまま突入しそうです。
画像6 10/4(金)米国市場引け後 債券市場利下げ織り込み:金利の据え置きまで視野に入るレベルの雇用の強さでした。11月50bpの利下げは完全に後退し25bpの利下げが97.5%、11/1に出る10月の雇用統計は気候変動やストの影響がある為FOMC時の採用度合いは今月よりも重視されない可能性があります。

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