9/20(金)米国市場引け後マーケットサマリー 連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事がインタビューで、強い経済を維持し、インフレを抑制させることを目指し、0.5%の利下げが適切と判断したと説明した。 また、「8月のPCEは非常に低く、コアCEは目標を下回る見通し」に基づき0.5%幅の利下げを支持したとした。 さらに政策をデータ次第で決定する方針を再表明し、労働市場が悪化すれば、また、0.5%の利下げ、もし、インフレの進展が停滞したら利下げ停止もあり得るとしました。

画像1 9/20(金)米国市場引け後 株式市場:利下げ恩恵を受ける公益セクターが堅調、セクター全体で約2%も上昇しております。メジャーSQという点もあり全体的に売られた感じがありますが個別銘柄では濃淡がはっきりしました。CEG +22.32%、VST +16.55%、POWL +7.45%と公益、工業株の強さが目立ちCRWDは+8.1%で$300をほぼ回復しました。
画像2 9/20(金)米国市場引け後 指数:NYダウ 42063.36(前日比+0.09%)SP500 5702.55(前日比-0.19%)NASDAQ100 19794.18(前日比-0.23%)NASDAQ総合 17951.06(前日比-0.35%)Russell2000 2228.55(前日比-1.07%)Russell1000(Value)1854.45(前日比+1.01%)Russell1000(Growth)3754.90(前日比+2.37%)
画像3 9/20(金)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 16.15(前日比-1.10)債券MOVE指数 92.64(前日比-6.05%)ドルインデックス 100.77(前日比+0.16%)原油WTI 71.11(前日比-0.07%)金/ドル 2620.81(史上最高値更新、前日比+1.32%)
画像4 9/20(金)米国市場引け後 債券:バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏によると、株式市場は現在、FOMCによる追加利下げを織り込み、S&P500種株価指数に採用されている企業の増益率は来年末までに約18%を想定する。同氏はリポートで、リスク資産にとっては好環境であり、投資家は株価上昇を追い求めざるを得ないと述べた上で、債券と金の押し目買いを推奨した。さらに経済のソフトランディングの可能性に備え、米国以外の株式と商品が良好な投資先だとの見方も示した。
画像5 9/20(金)Fear and Greed Indexは昨日の66から3pt低下でGreedのままです。ウォラー理事のインタビューにもありましたが労働市場の悪化やインフレの再燃が見られなければ25bpの利下げが順当に行われ、ソフトランディングに一歩近づく形になると思います。
画像6 9/20(金)債券市場利下げ織り込み:11月に25bp~50bpの利下げは現在100%織り込まれておりますが、これは経済指標次第で変わる可能性がある為引き続き労働市場とインフレ指標に注意が必要になります。

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