10/9(水)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:米国原油在庫量 予想2.000M、結果5.810Mと大幅に上回りました。FOMCの議事要旨が公表され大多数のメンバーが50bpの利下げを支持したことが明らかになりました。数人のメンバーは0.25%の利下げを支持する可能性も示唆、他のメンバーは0.25%利下げでも支持した可能性を示唆しており、利下げの幅を巡り協議が過熱。 政策は引き締まっているとの見解では合意したが、引き締まりの度合いでは見解が食い違い、将来の利下げペースにおいても見解が分かれた。

画像1 10/9(水)米国市場引け後 株式市場:司法省から解体の圧力を加えられているGoogleが-1.5%、その他は個別要因での押し引きですが全体的にリスクオンの方向感で全指数共に上昇しております。セクター別でもTechnologyが+1.0%と強い上昇、明日から決算が始まる金融セクターも+0.69%と好調です。反対にCommunication serviceとUtilitiesが共にマイナス、GoogleとMetaが足を引っ張った形になりました。
画像2 10/9(水)米国市場引け後 指数:NYダウ 42512.00(前日比+1.03%)SP500 5792.04(前日比+0.71%、場中最高値更新)NASDAQ100 20268.85(前日比+0.80%)NASDAQ総合 18291.82(前日比+0.60%)Russell2000 2200.15(前日比+0.24%)SP500 VIX指数 20.86(前日比-2.61%)債券MOVE指数 123.77(前日比-0.37%)とVIX指数、MOVE指数共に本日は落ち着いた形になりました。
画像3 10/9(水)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX指数 Future 21.10(前日比-1.66%)ドルインデックス 102.93(前日比+0.37%)原油WTI 73.25(前日比-0.43%)とVIX先物、ドル指数、原油共に本日は落ち着いた動きでした。金/ドル 2607.35(前日比-0.56%)BTC/USD 60905 ETH/USD 2405.24とビットコインは60000$近辺で推移しております。
画像4 10/9(水)米国市場引け後 債券:米10年債入札は低調 米財務省は390億ドル規模の10年債入札を実施した。 結果で最高落札利回りは4.066%。 7月入札以来で最高となった。 テイルはプラス0.4ベーシスポイント、応札倍率は2.48倍と過去6回入札平均と2.55倍を下回り需要は低調だった。 外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は77.6%だった。低調な入札やFOMC議事要旨を受け債券は各年限で売りが優勢になり4bp~5bpの利回り上昇(価格は下落)となりました。
画像5 10/9(水)米国市場引け後 Fear and Greed Indexは72でGreed。市場は強気の方が多く本日の上昇を裏付けるセンチメントだったのではないかと思います。本日は9月の消費者物価指数の発表がありますのでここで物価が極端に弱いとか、極端に強いという数字が出ない限りは大きな変化は無いと思います。
画像6 10/9(水)債券市場利下げ織り込み:シタデルの金利トレーダーは「年内残りは25bpの利下げにとどまるだろう」と述べ、市場は「年内50bpの利下げをなお示唆している。われわれが見るところ基調的な経済の底堅さやインフレの根強さなどを考慮すると、それは少し高過ぎるように感じる」と指摘した。9月の米雇用統計が好調だったことを受け、スワップトレーダーはFEDの追加利下げの見通しを引き下げ、今年の年末までに約47bpの利下げを織り込む。ドパス氏は調整は妥当だとした上で利下げ観測が行き過ぎていると述べた。

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