8/16(引け後)経済指標:新規住宅着工件数(7月)予想1.340M、結果1.238Mと減少(2020年6月以来最低の水準で、一時ドル売りが加速し10年債利回りが3.87まで減少)ミシガン大学期待インフレ率(8月)予想2.8%、結果+2.9%とインフレ率が加速 ミシガン大学消費者信頼感指数 予想66.7、結果67.8とこちらは好調でしたが、アトランタ連銀GDPNow(Q3)は予想2.4%に対し結果2.0%と景気の減速を示唆する数値が出てきました。

画像1 8/16(引け後)株式市場は薄商いながらも全体的に買われる展開に。NVIDIA +1.38%、Apple +0.60%、Microsoft -0.60%、Google +0.97%、Meta -1.86%、Amazon -0.29%、Tesla +0.95% 半導体製造装置のLRCX -2.13%、AMAT -1.85%、KLAC -1.99%と振るわず、他金融セクターは全体的に短期金利の下落に伴い全体的に上昇しました。
画像2 8/16(引け後)指数:NYダウ 40659.76(前日比+0.24%)SP500 5554.25(前日比+0.20%)NASDAQ100 19508.81(前日比+0.10%)NASDAQ総合 17631.81(前日比+0.21%)となんとほぼ7連騰です。Russel2000 2142.05(前日比+0.28%)Russel1000(Value)1786.09(前日比+1.19%)Russel1000(Growth)3655.19(前日比+2.06%)と今日は小型株が堅調に推移しておりました。
画像3 8/16(引け後)今週の週間パフォーマンスですが、Teconologyが+6.95%とダントツ、Consumer Cyclicalが+5.23%、Financialが+3.54%と全セクターがプラスでした。7/19~8/16までの1ヶ月で見るとまだUtilities(公益)セクターが+5.46%、Health Careが+3.96%と先月のローテーションの影響が残っております。
画像4 8/16(引け後)指数、先物系:日経225、TOPIX先物は-0.17%~+3.21%とTOPIX優位、住宅着工数の減少と長期金利下落に伴いドル指数は102.44(前日比+0.52%)とドル安方向に。BTCは59373$と反発しETHも2622.61$と同じく反発、原油、天然ガスは下落し有事の金は以前強く1ozt(トロイオンス、31.1035グラム)あたり2505.61$と最高値圏内で推移しております。
画像5 8/16(引け後)Fear and Greed Indexは前日より2pt改善して35ptのFear。市場は少し懐疑的なセンチメントの方が堅調に推移しやすく(恐る恐る伸びて行く方が自然)もあり、反面小さなネガティブニュースにも過敏に反応します。反対に陶酔しきっている状態(Extreme Greed)は警戒心が無くなっていて相場転換に気付きにくく、急落への備えが疎かになる為こちらの方が却って怖いと個人的には思います。
画像6 8/16(引け後)債券市場利下げ織り込み状況:9月FOMC時は25bspの利下げが72.5%と大半に、今のところはまだ年内100bspの利下げを織り込む可能性の方が高いですが75bspの可能性も僅差の状態です。11月以降は大統領選後のFOMCになる為不透明感が増してしまいますが、まず注目は9月に利下げが確実に行われるのかのヒントは8/23のジャクソンホール会合でのパウエル議長の基調講演にあると思います。ここは来週最重要のポイントで日米市場共に大きく動く可能性を秘めております。

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