8/15(引け後)経済指標:7月小売り売上高(前月比)予想+0.4%、結果+1.0%と大幅な伸び、7月コア小売り売上高(前月比)予想+0.1%、結果+0.4%とこちらも強い指標。Philadelphia製造業景気指数 予想+5.4に対し結果-7.0と大きく後退、NewYork製造業景気指数 予想-5.90に対し結果-4.70と幾分緩和。新規失業保険申請件数(FED注目は雇用の方)予想236000件に対し結果227000件と予想以下の数字に。これら数字に対し株式市場と債券市場で真逆の対応になりました。
![8/15(引け後)強い小売り指標に株式市場は即座に反応しました。Amazon +4.4%、Tesla +6.54%、Nike +5.13%、CCL +6.64%、RCL +4.94%、決算良好のWMT +6.58%とConsumer系セクターが大きく上昇、半導体関連も大きく上げました。ソフトウェア関連も総じて強くMicrosoft +1.0%、Meta +2.01%、SNPS +3.29%、CRM +2.93%。製造装置もAMAT +5.06%、LRCX +5.30%と大幅上昇。セクター全体が買われました 画像1](https://assets.st-note.com/img/1723752265267-Z88WT8kWVO.png?width=800&dpr=2)
![8/15(引け後)指数:NYダウ 40563.06(前日比+1.39%)SP500 5543.22(前日比+1.61%)※この二つは窓を開けての上昇、NASDAQ100 19487.54(前日比+2.44%)NASDAQ総合 17591.72(前日比+2.32%)Russel2000 2136.15(前日比+2.61%)Russel1000(Value)1765.15(前日比+0.43%)、Russel1000(Growth)3581.57(前日比+0.43%)と全指数上昇。VIX指数は15.23でした。 画像2](https://assets.st-note.com/img/1723753764323-5y3WTKWM2b.png?width=800&dpr=2)
![8/15(引け後)債券利回り:株式市場と真逆の反応で短期債を中心に大きく売られ金利は3.5%~4%の大幅上昇(景気減速懸念が一旦後退)長期債も大きく売られましたが短期債程ではなくFEDの利下げが不透明になってしまった感を映し出していると思います。来週のジャクソンホール会合でのパウエル議長の基調講演により注目が集まる様になりました。 画像3](https://assets.st-note.com/img/1723754357204-97BoaaLZ66.png?width=800&dpr=2)
![8/15(引け後)Fear and Greed Indexは前日より8ptも上昇して33となり、Fearに戻りました。株式市場はSP500とNASDAQが6日連続の上げで本日のSpとダウは窓を開けての上昇です。 画像4](https://assets.st-note.com/img/1723754880367-aLYARevsAC.png?width=800&dpr=2)
![8/15(引け後)金利引き下げ織り込み状況:強い経済指標を受け市場は反応いたしました。9月FOMC時は25bspの利下げ織り込みが76%と大半になり、同時に年内は75bspの利下げ(昨日までは100bspの利下げを織り込んでいた)を織り込む動きに。12月の利下げが不透明になってきた為、年内利下げは75bspではなく50bspになる可能性も視野に入れておく必要があります。※その場合株価は一旦下がると思います。 画像5](https://assets.st-note.com/img/1723755221427-d7X28pzhnh.png?width=800&dpr=2)
![ドル円チャート:昨晩の小売り指標の結果を受け為替も即座に反応、147円24銭から一気に2円強も上昇しました。その後も円安ドル高方向は変わらず現在も149円台と8/2以来の149円台となっております。 画像6](https://assets.st-note.com/img/1723755552235-ANYe2oIE5D.png?width=800&dpr=2)