1/27(月)マーケットサマリー 経済指標:本日はなんと言ってもDeepseekが中心の株式相場でした、半導体株がここまで売られたのは2023以来では初めての事ではないでしょうか!?。Nvidiaは1日で約5000億ドル前後の資金が抜けたという悪夢のような相場でした。2年債の入札が行われ最高落札利回りは4.211%。 テイルはプラス0.1ベーシスポイント(bps)。 応札倍率は2.66倍と過去6回入札平均の2.68倍を下回り需要は弱かった。 外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は65%となった。

画像1 1/27(月)株式市場:DeepseekショックによりAIデータセンター需要で高騰していた銘柄は大きく下落、Nvidiaは-16.86%、TSMCは-13.23%、Bloadcomは-17.40%と半導体株はこの規模で下落するのは初めて見たかもしれません。反面Appleは大きく買われ+3.25%、Healthcareセクターや消費財関連のディフェンシブ銘柄に資金が移っておりました。次に下落が大きかったのはUtilitiesでVSTが-28.29%、GEVが-21.52%と年初来の利益が消失してしまいました
画像2 1/27(月)株式市場 指数:ダウ以外の指数は全て1%以上の大幅下落、特にNASDAQは-3%と記憶を遡るのが難しいくらいの下落に見舞われました。NYダウ 44713.76(前日比+0.65%)SP500 6013.90(前日比-1.43%)NASDAQ100 21127.28(前日比-2.97%)NASDAQ総合 19341.83(前日比-3.07%)Russell2000 2284.29(前日比-1.02%)VIX指数は20%超の高騰で17.90、AHに入り買われている銘柄も多いですが果たして!?
画像3 1/27(月)指数先物:SP500 VIX指数は17.56と前日比+7.19%、先物で17pt台なので株式市場全体が総悲観というわけでは無いと思います。ドルインデックスは金利低下(リスクオフ)ですが微減にとどまり前日比-0.1%。原油は大きめの下落でバレル/73.09ドルと週間で4.17%も下落しております。金/ドルも下落でTonz/2740.72ドルで現在推移しております、BTC/USDは一時10万ドル台を割りましたが現在は回復し101612ドルで推移しております。
画像4 1/27(月)債券市場:マーケットはリスクオフの展開で安全資産である債券(国債)に大きな買いが入りました。入札のあった2年債、5年債も需要高で利回りは2%前後も下落(価格は上昇)しております。長期債においても7bp~8bpの利回り下落でNvidiaやBloadcomなどから抜けた資金は債券市場に流れた形になっております。今週のハイパースケーラー決算がより注目されるようになり、投資家の方々はより巨額な先行投資に対して厳しい目線を向けそうです。
画像5 1/27(月)Fear and Greed Indexは先週末からなんと9ptも下落し、Fearに逆戻りしました。NASDAQ指数が-3%といつ以来の下落幅か記憶にありませんがNvidiaは時価総額が5000億ドル以上も消失してしまったので、市場に与えたショックは計り知れないものがあります。本日のAH以降の展開にはもちろん目が離せませんが、本日の値動きには改めて投資の難しさを実感させられました。
画像6 1/27(月)CME Fed Watch Tool:本日の下落が利下げ期待を促進させる結果になるとは皮肉なものです…。今週の決算やFOMC、そして12月のPCE指標と相場を動かす可能性が高いイベントが目白押しです。その中で本日の下落は過熱感を持っていた市場センチメントを冷やす形になり、これがそのまま続いて行ってしまうのかそれとも反転してくるのか市場動向を見守りたいと思います。

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