11/22(金)マーケットサマリー 経済指標:製造業購買管理者指数(11月)予想48.8、結果48.8(前回48.5)と微増、サービス業購買部協会景気指数(11月)予想55.2、結果57.0(前回55.0)とこちらも強い指標。これを受けたマーケット総合PMIも55.3と前回の54.1を上回り、景気に対して強い指標を示した形です。ミシガン大学期待インフレ率は前回と同じ2.6%(予想値も2.6%)、ミシガン大学消費者信頼感指数は予想73.7に対し結果71.8(前回70.5)と前回よりは良く予想は下振れでした。

画像1 11/22(金)株式市場:Nvidiaの赤色が目立ちます。決算での反応がまちまちでしたが今日は売られた形でした。週間でもNvidiaはマイナスに転じてしまい大型ハイテク銘柄はApple、Meta以外マイナスです。反対にSMCIは週間で約74%も株価が上昇する大躍進、Teslaは+10%弱とこちらも強いです。小売りではWMTとTGTで明暗が分かれた形でした。他週間ではシクリカル系が強かったイメージです。
画像2 11/22(金)株式市場 指数:NYダウ 44246.86(前日比+0.86%)SP500 5963.5(前日比+0.25%)NASDAQ100 20754.22(前日比+0.08%)NASDAQ総合 18982.38(前日比+0.05%)Russell2000 2400.40(前日比+1.54%)と4指数共上昇しているのですがとりわけNASDAQの弱さが目立ちます。反対にRussellは週間で4.13%も上昇しております。VIX指数、MOVE指数共に大きく下落しボラティリティは低く安定してるイメージです
画像3 11/22(金)指数先物:SP500 VIX指数 Futureは16.13と落ち着いた数字、ドルインデックスは107pt台に上昇しており年初来高ptを臨む勢いです。金/ドルは2700ドル台を回復、2705.97と前日から1.36%も上昇しております。原油も引き続き上昇しており71.15と前日比+1.50%の上昇、BTC/USDは10万ドルを目のまえに足踏み状態ですが相変わらず強い動きを見せております。
画像4 11/22(金)債券市場:ミシガン大学指標で長期期待インフレ率が予想3.1%に対し結果3.2%と、消費者信頼感指数のマイナスが交錯した形での推移かと思います。MOVE指数も落ち着いており短期間で金利が大きく上下する可能性は目下のところ低そうです。短期債はサービス業PMIが上振れ、総合PMIが前回よりも1.2ptも上昇した事で売られた形になったと思われます。
画像5 11/22(金)Fear and Greed Indexは前日から3pt上昇したGreedです。米景気の底堅さや失業率の低位安定が安心感につながり、利下げ後退観測はあれど景気の底堅さが支えとなって徐々にこの数値は上昇していくのではと見ております。
画像6 11/22(金)債券市場利下げ織り込み:マーケット総合PMIが前回よりも上昇したことで12月以降の利下げ期待観測は後退しました。少し驚いたのは来年1年を通して25bpしか利下げされないと市場は見始めたところです。来月のFOMC時に最新のドットプロットチャートが出てきますのでこちらも注目したいと思います。

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