10/18(金)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:建築許可件数(9月)予想1.450M、結果1.428M⤵(前回1.470M)住宅着工件数(9月)予想1.350M、結果1.354M⤴(前回1.361M)9月、米国の一戸建て住宅着工件数が大幅に増加し、5ヶ月ぶりの高水準に達しました。住宅着工全体は増加したものの、新規建設の許可件数はあまり芳しくありませんでした。一戸建て住宅の建設許可は0.3%増加して970,000戸のペースとなりましたが、これは2023年9月と比べて1.2%低い水準です。

画像1 10/18(金)米国市場引け後 株式市場:昨日過去最高値を更新したTSMは利確売りで本日-2.46%、好決算だったNFLXが+11%と約進しました。ヘルスケアセクターのIntuitive Surgical(ISRG)も好決算から+10%と大きく買われました。Appleは中国でのiPhone16の売上が予想以上に伸びている点を好感され+1.23%、小型原子力系は相変わらず好調でVST -3.06%、NNE +8.81%、OKLO +15.89%と現在最もHOTなセクターです。
画像2 10/18(金)米国市場引け後 指数:NYダウ 43275.91(場中史上最高値を更新、前日比+0.09%⤴)SP500 5864.67(前日比+0.40%⤴)NASDAQ100 20323.37(前日比+0.66%⤴)NASDAQ総合 18488.66(前日比+0.63%⤴)Russell2000 2274.55(前日比-0.28%⤵)SP500 VIX指数 18.03(前日比-5.65%⤵)※VIX指数は大きく下がりました。債券MOVE指数 122.14(前日比+0.23%⤴)とまだ高めです
画像3 10/18(金)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX Future 18.26(前日比-2.69%⤵)ドルインデックス 103.46(前日比-0.35%)原油WTI 69.34(70ドルを切ってきました、前日比-1.88%)金/ドル 2721.68(史上最高値を更新、前日比+1.06%)BTC/USD 68435、ETH/USD 2643.23と仮想通貨関連は大統領選の方向感を徐々に見定めて行っていると思われます。
画像4 10/18(金)米国市場引け後 債券:原油価格の下落や欧州国債の上昇も寄与して前日に引き続き債券市場は上昇(買い優勢)しました。(利回りは下落)2年債利回りも4%を切り再度スティープ方向に向いております。10年債タームプレミアム値が7月以来のプラス値となり、市場は今後連邦政府の財政赤字が拡大する事を織り込み始めております。
画像5 10/18(金)Fear and Greed Indexは75のExtreme Greedに入りました。VIX指数も現在18台まで大きく下がりました。この時期にExtreme Greedに入ってしまうという事は市場はもはや大統領選に対して不確実と見ていない可能性が高く、大統領選後に大きく調整をしてくる可能性も考えられます。これまでの経済指標で米経済は少なくともソフトランディング(もしくはノーランディング)を織り込んでおり、利下げに関しても12月以降は不透明になってくると思います。
画像6 10/18(金)債券市場利下げ織り込み:11月FOMC時の25bp利下げはほぼ100%となり、市場Consensusは確実となりました。但し12月以降の利下げ確率は後退しており、経済指標や未来のインフレ懸念を考慮するとこの先の利下げには慎重にならざるを得ないのではないかと想像いたします。

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