8/13(引け後)経済指標:7月生産者物価指数 予想+0.2%に対し結果+0.1%と減速、7月コアPPI数値も予想+0.2%に対し結果+0.0%(0.1%未満の増加率)とインフレ減速を示唆。債券市場はこの指標を景気減速懸念と受け取り金利は大きく下落、反対に株式市場はインフレ減速と受け止め大幅に反発。これは今日のCPI指標後の動きを楽観視しない方がよいかもしれません。

画像1 8/13(引け後)Energyセクター以外全てのセクターが大きく上昇、NVIDIA +6.45%、Apple +1.63%、Microsoft +1.71%、Google +1.14%、Meta +2.4%、Amazon +2.04%、Tesla +5.35%。特に半導体セクターが強く、AVGO +5.07%、QCOM +4.03%、AMD +3.15%、Intel +5.73%とほぼ全面高。その他ではLLY +2.68%、CEO交代騒ぎのSBUXは +24.5%、逆にCMG -7.5%と対照的な動きに。
画像2 8/13(引け後)週間でもほぼ全面高ですが1ヶ月間のパフォーマンスを見て見ると大型テック系や半導体銘柄はまだまだ大幅にマイナスの状態です。Metaだけは別格でこの1ヶ月でも+6.5%というGoogleとは対照的な値動きでした(その前に売られていたという点はあると思います)
画像3 8/13(引け後)指数:NYダウ 39765.64(前日比+1.04%)SP500 5434.43(前日比+1.68%)NASDAQ100 19006.21と19000を回復(前日比+2.5%)NASDAQ総合 17183.95(前日比+2.4%)Russel2000 2094.05(前日比+1.55%)Russel1000(Value)1741.10(前日比-0.44%)Russel1000(Growth)3487.62(前日比+0.29%)とNASDAQもSP500も出来高を伴った強めの上昇です。
画像4 8/13(引け後)債券利回り:PPIの発表後大きく債券が買われ金利は一時7bsp前後も下落、その後も上げ下げを繰り返すも主に短期の金利が下がり2年債は4%を再び切り3.940と前日比-1.87%、7.5bspの下落です。
画像5 8/13(引け後)Fear and Greed Indexは25で前日から1ポイント上昇、Extrme Fearのまま。7月の半導体銘柄の調整からの買戻しが目立ちますが、市場全体で見れば閑散相場の小幅動きの一つでしかありません。短期の債券が大きく買われているので投資家心理はまだリスクオフ状態、本日のCPI発表含め慎重に指標を見て行きたいと思います。
画像6 8/13(引け後)利下げ織り込み状況:債券の買われ方とこれを見ると債券市場はPPIやコアPPIの指標を景気後退と取り、株式市場はインフレ減速と受け止めているのが分かります。(双方で解釈が食い違っている)このねじれた解釈はどちらかの市場にひずみを与えてしまう可能性がありますので、今日の株式市場の反応は少し警戒した方がよいかもしれません。

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