こんにちは、ART JOB FAIR(AJF)主催者のartnessの高山健太郎です。
12月4日から、3回目のAJFの来場予約をスタートしました!
それに伴い全国350ヵ所にチラシを発送しました!
チラシはこんな感じです。東京京橋周辺の古美術店の看板からインスピレーションを得て、石彫の文字が原型にある書体を選定いただきました。
4つの種類があります!
デザインは今年もcentre incさんです。元素記号のようなデザインは、多様な立場の人々が集い、繋がることで新たな職の可能性を発見するという意図が込められています。
さて本日は、プレイベントのお知らせです。
年明けの1月15日(水)19時から、「地域文化資本から考える働き方とキャリア支援」というタイトルで開催します。
日本では2000年代以降、全国でアートプロジェクトやアーツカウンシルが増え、アーティストと地域住民や行政が協力し、地域の文化芸術や歴史、自然などの魅力を発信する活動が広がっています。
しかし、人口減少や高齢化、都市一極集中が進むなか、活動を支えるアートワーカーの確保や定着が一層重要な課題となっています。
このような背景から、地域における採用戦略やキャリアパスを考えるべく、文化資本研究家であり地域経営ディレクターの飯塚洋史さんをお招きします。
飯塚さんは、日本のクリエイティブ産業が他国と比べ成長の余地を大いに秘めており、特に地域ならではの文化資本を基盤とする働き方や仕事が、重要な鍵になると述べられています。
また、都会のトレンドに縛られず、学びや自由な発想を通じてキャリアを民主化していくことが、不可欠であると指摘しています。
上記のnoteを読んでいて、「地域では、都会にはないその地域ならではの文化資本を活かした採用戦略が求められるのではないか?」や、「求職者側も地域に対するマインドセットを変えていかなければならないのではないか?」などを感じました。
本イベントでは、AJF2025に出展するBEPPU PROJECT、堺市文化振興財団の事業担当者も参加し、さらにコメンテーターに信州アーツカウンシルの野村政之さんをお招きし、地域のアートワーカーがどのような働き方やキャリアを築いていけるか、また地域の文化芸術活動を支える採用戦略についても考えを深めます。
ご興味のある方は、ぜひチェックください!
以下、イベント紹介です。
こんな人におすすめ
・地域の文化芸術分野で働きたい方・働いている方
・地域文化資本に関心のある方
・アートの仕事に興味のある社会人や学生の方
開催概要
日程:2025年1月15日(水)
時間:19時〜21時(2時間程度)
会場:オンライン(ZOOM)、入場無料
主催:artness
申し込み先:https://ajf20250115.peatix.com/
タイムスケジュール
19:00〜19:10 イントロダクション
19:10〜19:50 話題提供:飯塚洋史さん(30分)、
コメント:野村政之さん(10分)
19:50〜20:20 活動紹介:BEPPU PROJECT(15分)、
堺市文化振興財団(15分)
20:20〜20:50 トークセッション
20:50〜21:00 質疑応答
出演者
神奈川県横浜市生まれ。小学校までにほぼ47都道府県をまわる。東京大学大学院(都市工学)にて、創造都市論、Creative Class、third placeについて研究。2008年から(株)日本政策投資銀行に勤務。2017年に「ローカルプレイスブランディング」を推進するギルドであるquodを共同創業。地域経営のプラニング・ブランディングを考えるとともに、それを形にする物件開発や仕組みづくり・事業づくりに取り組む。文化資本を生かした地域経営に強みをもつ。(株)水と匠、(株)白樺村 取締役も兼任。2020年から富山と東京の二拠点生活をスタート。
1987年熊本生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。在学中よりBEPPU PROJECTにて、国際芸術祭『混浴温泉世界』(2009年/2012年) やアーティスト・イン・レジデンス (AIR) の運営などに携わる。2013年より市立美術館アーツ前橋学芸員として、地域と協働したプロジェクトやAIRを担当するほか、アトリエ・展示のためのスペース『Maebashi Works』をアーティストとともに立ちあげ、運営をおこなう。南・東南アジアを少しだけ放浪し、2018年より現職。「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(2020)、「塩田千春展『巡る記憶』」(2022)、AIR事業などを担当。アートスペース『Art & Garden ねこぜ』運営メンバー (2022年~)。『紫尾アートプロジェクト』ゲスト審査員・アドバイザー (2024年)。
公益財団法人堺市文化振興財団 事業係長
1990年堺市生まれ。株式会社紀陽銀行、京都市役所/地域おこし協力隊等を経て2021年から現職。小中学校・こども園・こども食堂・福祉施設等の現場で、アートコーディネーターとして地域と芸術をつなぐ事業や、担い手を育成する事業の企画運営をしている。2015年からアミーキティア管弦楽団主宰。地域や人びとの歴史・生活・記憶・文化と音楽表現を結びつけながら、社会の中でのオーケストラのあり方を問い続けてきた。大阪大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学(西洋政治思想史)。大阪公立大学都市科学・防災研究センター客員研究員。
1978年長野県生まれ。信州アーツカウンシル((一財)長野県文化振興事業団)ゼネラルコーディネーター。舞台芸術の企画・制作やドラマトゥルクとして創作現場に、コーディネーター等として公的芸術文化支援に並行して携わる。長野県内の公共ホール、東京の小劇場での活動、各地の芸術祭等への参加、沖縄アーツカウンシルプログラムオフィサー、長野県県民文化部文化政策課文化振興コーディネーターなどを経て、2022年4月より現職。 (一社)全国小劇場ネットワーク代表理事、NPO法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事。
2004年福武財団に入社、直島、豊島、犬島の美術館の立ち上げやアートプロジェクトに携わる。2013年にノエチカの創業に携わり、石川県の地域文化である工芸のまちづくりやツーリズムに8年携わる。2021年独立。アートプロジェクトのキュレーションやプロデュースを手がけるartnessを創業。2023年に文化芸術界に特化したジョブフェア「ART JOB FAIR」を立ち上げ現在に至る。本日は以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!