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地水火風を感じる。

今年の秋に、地水火風をテーマに、アコースティックの音楽の会を行いました。

地水火風を「エレメント」と書きましたが、これも定義はピンキリです。

「4元素」と言いますが、例えば「火」のエレメントは、燃えている火の中にある、というより、「火」を構成する大元のシステムです。

東洋思想で「五行」という、木火土金水の方が、その中に含まれている原材料のようなものでエネルギーと呼べるかもしれません。

エレメントは、どこにでもあります。あなたの体の中にも、あなたの外にも。あなたの思考にも、あなたの感情にも、あなたの魂にも。でも、それはとても繊細な物質や、精妙な流れなので、普通の五感では捉えられませんし、通常の思考では理解できません。

でも、感じなくても、理解できなくても、そうなっています。そして、それはあなたが感性を研ぎ澄ませいくと、感じられるようになります。

エレメントは完全な存在です。絶対なる法則に近しいところにあります。

しかし、そのシステムに支えられているこの世界は陰陽の二元の世界であり、重力やさまざまな法則の中に生きている人間は、それもある意味完璧な存在ですが、やはりどこか歪なものです。

それでも自然は、常に均衡が保たれるようになっていますが、人間はそうではありません。自分の意志で、その均衡性を作り出すことは可能ですが、不均衡を選択することも容易です。それが「自由意志」と呼ばれる、人間に与えられた権限です。

そんな我々には「社会」があります。人間と人間がひしめきあい、人間と人間が作ったモノや仕組みがひしめき合っていて、双方の利害がぶつかり合う世界です。それが社会です。

そんな社会で生きていると、どうしたって均衡性や破れ、さまざまな「偏り」が起きます。

身体、感情、思考。すべてに偏りが生じます。そしてその偏りが、自身の生命システムを運営する五行を狂わせ、生命と宇宙を繋ぐエレメントのシステムに悪循環を起こします。

それがそのままさらに現実にフィードバックし、心身の健康に影響を与え、考え方にも作用します。

生きている限り社会と関わらないという選択肢はありません。なぜなら、我々は社会に来て、社会の中で、人間関係の中で学び、その中で工夫しながら、物質世界と精神世界の両極を統合させ、ステージを上昇させていきます。

社会を捨て、組織や人間関係を捨て山奥に隠遁生活というのは、ある意味過酷ですが、ある意味ラクな選択でもあります。

生きてる限り偏りが生じるのなら、我々はどうすればいいのでしょうか?

シンプルです。偏ったら、戻せばいいのです。その状態を、

調うととのう

と呼ばせていただきます。

調う

基本は自然に調うものです。怪我をして皮膚組織を損傷しても、やがて再生されます。
風邪を引いて体温が高くなっても、やがて免疫機能が抗体を作り、体温は平熱に戻ります。変なもの食べて下痢をしても、放っておけば治ります。

我々の肉体にはそういう力があります。それを自然治癒力と言います。

心、メンタルも同じです。生きていると悲しみや苦しみに出会いますが、時と共に解決されたり、傷は癒やされていきます。

しかし、その自然に調える力では“追いつかない”ことや“間に合わない”ことがありますし、深い損傷してしまった場合、場合によっては外部からの働きかけが有効です。それが治癒を早めます。

医療行為のような物質的な措置。カウンセリングやセラピストのような精神的なケア。それらは大事ですが、冒頭に書いた通り、そんな我々の肉体や感情や思考を司る大元は五行であり、エレメントです。本人が理解や認識があってもなくても、です。

五行やエレメントの側から見ると、肉体や感情や思考は「表面的」です。

もちろん、かすり傷なら、傷口を洗って絆創膏一枚で処置は済みます。細菌感染のリスクも抑えれます。すぐに治ります。

しかし、深い傷ならば治るのは時間かかりますし、同じ処置ではいけませんし、そこから別の合併症のリスクもあります。

また、咳が出る、という症状があっても、風邪の気管支炎なのか、軽度の肺炎なのか、喘息なのか、結核なのか、重度の喘息や肺炎なのか、表面の措置で咳止めシロップを飲んでも意味はないです。

だから、大本から、根本から変えないと意味はありません。表面を治して根本は正されませんが、根本を正せば表面的なものは治ります。

だから我々の体の健康、心や思考の健康に対して、表層的アプローチも重要ですが、根本的なアプローチがなにより重要なのです。

わたくしごとですが、「地水火風」の浄化をテーマのイベントをしたり、voiceヒーリング「調う」というヒーリングをやっているのは、表面的なものではなく、奥にあるものや、根本的な部分へのアプローチです。

「調える」ために何をすべきか? 例えば「水」の気やエレメントを調えるなら、やはりわかりやすいの「水」の側に行くことです。海、湖、川。

木、火、土、金、水。金は金属や鉱物ですが、実は海水の「塩分(ナトリウム)」というミネラルもこれに含まれます。そしてこの化学反応は我々の体内で常にミネラルの結合や運搬があり、働いています。

地水火風は、火や水の発生するところ、風の発生するところ、地の発生するところ。どこにでもすべての要素がありますが、やはり流れが強く作用する場所はあります。

これらは人為的な調整も可能ですが、やはり「自然」の中にいくことです。

先日、八丈島に行ってきました。

八丈富士

火山の島というのは、「地」が剥き出しです。

黒砂(この写真だとなぜか茶色いけど、実際は真っ黒です)

土になり、緑が生い茂ると、いろんなエネルギーが複合的に折り重なりますが、燃え尽きた溶岩の大地は剥き出しの地のエレメントや土の気がみなぎっています。

同じように、小さな島を取り囲む大海原や、山を流れ落ちる水。

裏見ヶ滝

大地の下の燃える溶岩で温められた温泉。

温泉はたくさんあります。すべて塩分強めの泉質。

体をなぎ倒すくらいの暴風は、ビルや建物の影響を受けず、海の上を、そして駆け上がった山の稜線に、直球で吹き付けます。

この時期は風が強いそうです。

むき出しの地球をたくさん感じました。

一つ一つが鮮烈だったからこそ、僕の五行やエレメントに、一つ一つ強く作用し、浄化されたと思います。

ちょうど12月22日に冬至でしたが、そのタイミングでの島の旅。良いタイミングだったような気がします。

当時は、一つのターニングポイント。また、太陽と地球との関係性が反転し、これから昼の時間が伸びてきます。寒さのピークはまだしばらく先ですが、光は増えてきます。

2023年を終え、また新たな一年へ。

あ、もちろん、美味しいものもたくさん食べたし、

青汁風味の「明日葉ビール」と、お通し(名前は忘れたけど、さつも芋と里芋を混ぜたものに、酢味噌をかけて食べる郷土料理。美味しかった)
青海亀のスープと、島たくあん。
むろあじの「くさや」。八丈島のくさやは、そこまでくさくない!
「かぶつ(だいだい)」という柑橘類。焼酎のお湯割りに絞りました。
とにかく刺身は絶品です。
明日葉の天ぷら
島焼酎三種飲み比べ。

もちろん観光も楽しみました。


12月はオフシーズンでどこもガラガラ。思ったより寒かったし、飛行機は強風で揺れましたが(笑)、とても楽しい旅となりました。

Youtubeで、詳しくアップしております。少し長尺ですが、お時間あるときに観てみてね。


☆ イベント・ワークショップ

マントラ、そして瞑想へ。(満席となりました)

* 大阪の「聖音瞑想会」は2月24日(土)14時〜を予定しております。

2024年年明けに、北国で「祈り」という行為に秘められた叡智を学びませんか?(残り3名)

エネルギーとは何か?

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