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あの日の自分を超える
今日も日記的、写真多めです。
今月初旬に八ヶ岳登山をしたばかりですが、
また行ってきました。
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南北に連なる八ヶ岳連峰。前回は南麓の編笠岳と権現岳。今回は硫黄岳という、もう少し北にある山。
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の前に、前日は縄文三昧でした。
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八ヶ岳山麓で、大好きなお蕎麦屋さんへ。
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その後、井戸尻考古館へ(以前はこの近所に住んでいて、ここには何度も来ている)
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縄文土器や土偶は、デザインとか形を超えて、「空間」を“観る”という視点が養われてくると、さらに楽しいです。
その日は麓に一泊して、翌朝。
早朝から山奥へ車を走らせる。
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山頂到着すると、すっかり霧の中…
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薄着で来てしまったので、かなり寒かった。
どうしても、ここに来たかった。
9年前の2015年の8月に、当時小学一年生の息子を連れてやって来た。
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この日はとても楽しかった反面。激しく後悔している。
僕は当時、息子に厳しくしすぎたのだ。
本来なら、山小屋で一泊して、翌朝行くプランだったけど、「行けそうじゃん」ってことで、休憩をして一気に硫黄岳山頂を目指した。
しかも、二つあるルートの、きつい方だったと、後から知った。
山頂の手前で、息子は「もう無理」と、動けなくなってしまった。
それまで、なだめ、おだて、励まし、なんとかやって来たが、あと少しのところで、「心が折れた」のだ。
まだ2年生で、元々、そんなアウトドアのタイプではないのに、僕の好みに付き合わせたのが、そもそもの間違いだったのかも知れない。
最後はおんぶして登った。
そして下も、岩場を怖がって降りれず、「お前と同じ歳の子で登ってたぞ?」と、人と比べたり、またおぶって、僕は息子にぶーぶーと文句を言いながら、山小屋へ戻った。
最低だったなと思う。ほんと、最低の父親だ。
1年生の頃、息子は不登校だった。
以前、こちらの有料記事にもあれこれ書いたけど、
まだまだこの頃の僕は、父親として、全くもって未熟で幼稚な人間だった。いや、今だって人間できてる、とは言い難い。相変わらず、自分勝手で、ワガママで、飽きっぽい性分は変わらない。
冷たい風を浴びながら、黙々と上。歩きながら、そんな当時のことを思い出しては、湧き上がる感情や、記憶を、味わって、手放していくように、一歩一歩、岩場の道を足を置いた。
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すれ違いであった登山者に「山頂は30分待っていたけど、ガスは晴れなかった。寒いからもう降ります」なんて会話したばかりだったから。
山頂で、人の来ない(やや危険箇所)へ行き、そこでしばらく過ごしていたら、かなり体が冷え切った。
しかし、山頂で一人で祈りや瞑想の時間が持てた良かった。
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Instagramのハイライトで、動画も見れます。(プロフィールから)
本当は、もっと長居したかったし、なんなら縦走もしたかったけど、体が冷え切ったので早々に下山したので、午後は丸々空いた。
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諏訪大社、前宮本宮を参拝し、諏訪湖でまったりと過ごし、
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住んでいた頃、散々通った「角上魚類諏訪店」で寿司を買って、宿で食べた。
ちなみに、山小屋宿泊も思慮に入れていたけど、山の上は天気が悪そうだったので、下山して、山麓の温泉宿に泊まった。
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神社行き、湧水を汲み、お土産に野菜を山ほど買って、この日は帰りました。
今はここには書かないけど、不思議なこともいくつかあったし、息子のこと、当時の自分のこと、色々と向き合えて、すっきりした時間となった。
八ヶ岳は縄文遺跡や、古代の息吹もあり、「本来の日本人」というメッセージやインスピレーションも、山の神から授かった。
縄文回帰でも、江戸時代に回帰したいわけでもない。
「和の歩法」は、本来の日本人のポテンシャル(可能性)を最大限に生かした、今の時代に必要な一歩だと、確信した。
ぜひ、学んでほしいと思います。
ちなみに、帰ってから息子に今回の登山と、当時のことを話し、
「あの時はお前に厳しくし過ぎて、お父さん、後悔してたんだよ」
って伝えたら、
「え?そんなことあったっけ?」
と、息子は良い思い出(特に山小屋の美味しいご飯)しかなかった。
以前、ちらっと話した時は、もう少しネガティブな感じだったんだけどな…。
これは、僕の世界線が変わったのかもしれないな、なんて思った。
あの日から、さほど成長していないようにも思えるけど、きっと僕なりに進化していて、変化していて、そして、あの日の自分を、自分なりに超えたという実感があった。
というわけで、八ヶ岳登山、今期はこれで最後かな。11月には主要な登山道は閉鎖される。冬山はやってないからね。
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