旅に出て出会うもの。伊豆の一人旅日記。
先週ですが、3泊4日で一人旅に行ってました。
SNS断ちして、デジタルデトックス。仕事も家族もぜーんぶ忘れて、やりたいこととか、やるべきこととか、良いだの悪いだのぜーんぶ考えるのをやめて、何者でもない自分に。
向かったのは伊豆半島へ。都内から自家用車にて行きました。
ぐるっと東伊豆、天城山、南伊豆、下田、西伊豆、修善寺と、とにかくいろんなところへ行きましたが、メインは「歩く」ことでした。
神社やお寺も行きましたが、建物とか、なんとかの神とかをありがたがって拝む気はなく、その奥の山へ行きました。
旅に出て出会うのは、その土地、人、食べ物、いろいろありますが、結局は「自分」ではないだろうか?
猫にはたくさん出会いましたけどね(笑)
まず向かったのは、伊豆山神社、という熱海の神社の奥宮へ。道は荒れ気味だったけど、とても素晴らしかったです。写真は一枚もないです。
そして、東伊豆を海岸線に沿って南下。思ったより車が混んでました。土日なら渋滞ですね。
熱川へ。1泊目の宿。オーシャンビューの絶景。
これは、夕食にふらりと入った、宿の近くの居酒屋にて。店主が刺身の切れ端をあげるので、それを待っている。
熱川の宿は、海が目の前で、一晩中波音に包まれてました。風が強かったので、波も高く、豪快な波音が聞こえてましたが、まったく不快感はありませんでした。
翌朝。
天城山へトレッキング。ここが一番の旅のメインかな。朝の9時半にスタート。びっくりしたのが、標高1000メートルくらいあったから当然なんだけど、思ったより寒かったことです。秋ですね。
シャクナゲコースというかわいい名前のコースだったけど、久々の「登山」でした。
急登も多く、手で岩や木々を支えにして、久々に全身を使って登った登山。楽しかった。この頃はソフトな場所が多かったからね。
そうそう、山といえば話は変わりますが、
これは先日の野外ワークイベント「歩く瞑想 in 鎌倉」の様子。鎌倉の山は、気軽な「お散歩」ではなく、けっこう歩きごたえがありました。ただ、街からすぐにあんな深い森が広がる場所ってなかなかないですね。とても素晴らしい山でした。
歴史あるお寺も巡り、メンバーと山の中でワークをしたり、いろんなお話をしながら、自然と触れ合いました。
さて、伊豆、天城山に戻ろう。
こちらが最高峰の万三郎岳にて。他の登山者の方と仲良くなり(ご夫婦でした)、お互い写真を撮り合う。
天城山は総称で、万次郎岳、万三郎岳という山を縦走します。(一郎はどうしてないのだ?)
万次郎から回る人が多いけど、あえて万三郎から登った。かなり急登だったけど、こちらを降りてく方が難易度は高いかもしれない。
お昼はりんごを一つ。軽食で内臓を休める。旅の時ほど、あれこれ食べたいのをちょっと堪え、食べすぎないようにする。
旅で疲れる理由として「食べ過ぎ」が多いんです。それだけ、「消化活動」にはエネルギーを使ってるんです。
こちらは万次郎。三郎は見晴らしがまったくないけど、こちらは展望が望めます。
写真を撮ってもらった、3人組の女性登山者さんたちいなくなると、一人で山頂を満喫。りんご食べて、しばらく瞑想していました。
ちなみにYMAPというアプリを、「茶々丸」というニックネームで使っているので、こちらから軌跡が見れます。
山を出る直前でお話がしたくなり、動画を撮りました。記事の最後にYoutubeのリンクが貼っています。
その後、下田の白浜神社へ。伊豆最古の神社だそうです。
ここは神社庁云々の場所とは違いますね。もっと古い感じというか、とにかく来て良かったです。御神木もすごかったです。
下田から少し山の方へ行き、2泊めの宿。
温泉も源泉掛け流しです。伊豆泉質は単純泉で、癖のないお湯ですが、ここはちょっとアルカリを感じたかな。
して翌朝。まずは朝飯。
下田といえば、歴史上の話でよく出るのが、「黒船」「ペリー」「ハリス」など、江戸末期に開港し、新時代が開かれた土地です。
そして、実はこちら、
吉田松陰と縁があります。こちらについてはまた別途記事にします。
とにかく下田は歴史好きにもたまらない場所ですね。雨降りで、風も強かったけど、車で色んな歴史的な場所を見て回りました。
下田から、伊豆最南端「石廊崎」へ。
雨が激しかったせいか、観光客が少なくて、岬を独り占め。ちょうど岩陰で雨が当たらない場所があり、そこで傘をたたみ、雨風と、波音の中、静かな時間を過ごしました。そして大きな気づきがありました。
何を気付いたかというと、とにかく自分がここ数年、ずっとやってきたことが、とにかく「ひっつけてきた」ということです。スピリチュアルだの瞑想だのが、仕事になる前の、純粋な「0」というか「空(くう)」の感覚に立ち返りました。そして、自分が何をすべきか、何をしたいのか、何を伝えたいのかという原点も、内観が深まりました。
瞑想を終えたら、ちょうど6、7人のグループがやって来た。こういうこと、よくあります。
その後、西伊豆へ車を走らせ、地図を見て「雲見浅間神社」というのがあって、気になって寄ってみる。
ここは、かなりやばいです。烏帽子山という、とんがった山に中に、3つの社がり、まずは130段の階段を登り、一つ目の社。そして、さらに中の宮へ行くには320段のとても急な階段を登ります。
階段は歪んでいたり、ステップが小さかったりするので、けっこう怖いです。雨なので濡れて滑りそうだったから、慎重に登りました。
そして、さらに山道を10分ほどほ登って山頂。素晴らしい絶景でした。
なんか知らんけど、登り切った感がハンパなかったですね。
松崎町へ。無料駐車場に車を停めて街歩き。
近くの神社には湧水もありました。
ムロというお魚の刺身。アジにそっくりでした。あと、ちょっとご飯ものを食べたくなった。前日から歩き回ってて、お腹が空くんですね。ちなみにこの日も昼食は抜いてました。
伊豆は柑橘王国。すだちを買って、炭酸に(炭酸は自宅から持って来た)。すっきりします。エアすだちサワーで、お酒気分。この日はお酒は買った地酒をちびっと飲んだくらい。
翌朝は快晴。
宿から海岸まで徒歩2分。
さて、松崎へ行ったら、ぜひ寄ってほしいのはこちら。
はんばた市場。朝早かったからそこまで品揃えなかったけど、新鮮なお魚がたくさん!野菜や、お惣菜も豊富です。車で来ると、たくさん買い物ができて嬉しいです。
山道を走らせ、
湧水スポット。元々この場所は、温泉を掘ろうと採掘したら、水しか出んかったそうな…。でも、硬質の水で、日本には珍しいタイプ。ペットボトルに汲んで帰りました。味は好みに分かれるかもしれませんが、たまにキリッとした味の水も美味しいですね。
それから修善寺温泉へ。
こちらは弘法大師が独鈷を叩いてお湯が湧いたという伝説の土地(日本中にあるけどね)。独鈷の湯は、現在法律的に公衆浴場の条件を満たしてないだかなんだかで、足も入れてはダメ、とのことなんだけど、それを知ったのは後の祭りで、僕は一人で足湯してしまいました。かなり熱湯で、脚が真っ赤になりました。
修善寺の街をぷらぷらと散歩して、のんびりと過ごしました。
そして、伊豆を後にして、のんびりとドライブ。都内からだと3時間くらいですかね。ただ、帰りに高速を降りてから環八が渋滞して…。思わずこんなくだらないつぶやき…。
まあ、都会の渋滞は仕方ないですね。とにかく伊豆を満喫した旅でした。一人旅で、自分と語らいまくりました。対話が進むたびに、新しい自分に出会い、浄化されます。
ところで伊豆半島って、日本列島とは別の海底火山群だったそうです。それが約100万年前から60万年前に、日本列島に衝突し、めり込むような形で、日本の一部を形成するようになったとか。そのせいで丹沢の山々や、富士山などが生まれました。
日本は世界の雛形、なんて言われ、こちらの記事でも触れてますが、伊豆半島は雛形論で世界地図に当てはめると「インド」にあたります。そしてインドもまた、同じようにユーラシア大陸に衝突し、そのせいでヒマラヤ山脈が隆起しているので、まったく同じですね。
僕は日本各地に行ってますが、5月に伊豆に来て森を歩いて驚いたんです。なんだが「外国」のようだと。岩とか、土の様子が違うんです。で、調べたら元々別の島だったと知って納得。
すごく異質なものであり、今だに動きがある最先端の場所でもある。いたるところに火山があり、マグマが流れ、温泉が湧く。エネルギーの激しい場所です。
伊豆というと「海」のイメージがあったけど、山々は険しく、岩は切り立ち、大地の存在感がすごいです。まだまだ見どころたくさんあって、歩きたい場所もあるので、また行こうと思います。
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☆ イベント予定。
10月10日(月・祝)歩く瞑想の会 京都周辺 満席
10月23日(日)『声』女性性をひらく、めぐる音楽、音体験 東京
11月上旬 探求クラブメンバー限定 リトリート
11月中旬 『声』女性性をひらく、めぐる音楽、音体験 大阪(予定)
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