梅とメジロ」・その他、最近思うことなど。
都内では梅の花が咲き出している。我が家も目の前にピンク色の紅梅があり、目の前を通ると甘い香りが鼻をつき、思わず足を止めてしまう。
窓を開けたり玄関のドアを開けるだけで、梅の香りが風に乗ってふわっと漂う時なんて、それだけで幸せいっぱいな気分になる。
そんな時目を閉じて、香りを楽しむ。思考停止上等。
ところであなたは「メジロ」、という鳥をご存知だろうか?
春先になると、梅の花の蜜を吸いに集まってくるのだ。集まると言っても大抵二羽の「つがい」だ。
緑色なので『ウグイス』と間違える人がいるが、目の周りが白くて、スズメくらいの大きさの小鳥だ。(↓ 俺が撮影したものではないよ)
春にこのメジロが梅の蜜を吸う姿を見るのがなんとも嬉しい。
昨年4月まで八ヶ岳山麓に住んでいた。しかし今年は都内で春を迎えたので、例年より早くに梅の花や香り、そしてメジロの姿を見れて得をしたような気分だ。
メジロと言えば、数年前に不思議な事があった。
3月か4月か忘れたが、あるおだやかな休日(息子がいたので、学校が休みの日だったと思う)、妻が奥の部屋で「キャ!」だか「わっ!」だか、とにかく悲鳴のような声を上げた。
何事かと思って行ってみると、電話機を置いていた台の横に、緑色の小さな毛玉のようなものがある。
それは「メジロ」だった。そのメジロは身を横たえ目を閉じている。死んでいた。
考えてみて欲しいが、いきなり部屋の中に小鳥の死骸が置いてあるのだ。驚かないわけがない。
腐ってるとか、虫が湧いてるならさすがに気味悪くてさわれないが、まだ死んで間もない様子で、毛艶はよく、美しい姿で息絶えていた。
触ってみると柔らかい。硬直してないので、本当に今さっき息を引き取ったばかりだ。
春先はよく、窓に激突して気を失ったり、たまに打ちどころ悪くて死んでしまう鳥はいる。鳥目、というやつなので、反射の光が見えにくく、ガラスに写った風景を、本物の景色と思い込むらしい…。
しかし、春先の八ヶ岳はまだまだ寒いので、窓を開け放つ事はないし、そもそも、部屋の中に迷い込みいきなりパタリと死ぬ事などないだろう。
考えた結果、答えは一つだ。
こちらの猫は、以前からの読者ならご存知の「茶々丸くん(オス体重7キロ)だ。
茶々丸くんは我が家が飼ってる猫ではなく、大家さん家の猫なんだが、彼には「コッチが大家さんチ、ここから大島さんチ」などという区分はなく、我が物顔で出入りしていた。
しかし、猫が飼い主に捕まえた獲物を届けるという「お土産」現象は話に聞くが、ウチは飼い主ではないのだが…。そして、お土産をする猫は“雌”猫に多いという。
もちろん茶々丸に、
「おい、お前がやったのか?ん?」
と尋ねたところで、(一応聞いてみたのだが…)
我関せず、と、こんな感じである。我が家の床暖がお気に入りで、寒い時期はこうして入り浸っていた。
ちなみにこやつは普段はこの調子だが、時々野生の本能を思い出し、モグラやら、鳥やらネズミやらを捕まえる。一度、大物は「キジ」を倒していた。
食べるわけではない。ただ、捕まえるのだ。肉食獣の本能なのだろう。
そういう時は茶々丸から「獣臭」が漂う。普段は家猫なので、家の匂いがするのだが、野生化している時は、獣くさい。男性ホルモンとか、そういうのが関係しているのかもしれない。
茶々丸くんの話題に持っていかれたが、もし梅の木を見つけたら、セットでメジロを探してみて欲しい。とても可愛いい、愛らしい小鳥である。心和むこと間違いなしでござる。
家の中にいた美しいメジロ。手に乗せた時の感触や、確かな重みをはっきりと覚えている。春になってメジロを見つけるたびに、それを思い出す。
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立春をすぎて
立春を過ぎて、2月12日には旧正月。めでたく、本格的に2021年がスタートした。
ちなみに12日は、以前からお知らせしていた、
こちらのイベントも無事に終わりました。愉快で、かつ深いパートナーシップの話ができました。30数名の参加者でしたが、リアルタイムのチャットや、後の感想を聞く限りでは、満足度高いトークイベントだった。
ご興味ある方は、アーカイブの録画映像が26日まで観れるます(こちらから)。
clubhouseでも、15日(月)の21時にまたトークします。
時事ネタとしては、地震がありましたね。東京もそこそこ揺れてびっくりしました。
最近、眠くて眠くて、布団に入って寝落ち寸前だったのが、すっかり起こされました。(その後すぐに寝たけど)
ちなみに、まあ色々と怪しい地震ですよね。
世の中、とにもかくにも不思議なことは多い。何が真実かはわからないけど、いろんな角度から物事を観れるって大事なことです。
そして直感で見極める。だから、いつもニュートラルな視点が大事ですね。
最近は、ちょっと体調が万全ではなく(悪くはない)、長時間パソコンに向かえないから、本ばかり読んで、あとは瞑想の時間を増やしています。
(だから最近、noteの更新が少ないです)
情報が多いし、エネルギーの乱れも感じやすい。だからこそ「調える時間」が大事です。
そういう時期って誰しもあります。
昨年からクラファンや、そのリターンや、ライブなど、ずっとしゃかりきだったので、一旦今は小休止モード。もちろん、曲作りとかやってるけど、ぐっとペースは落ちている。
ゆるんで、閉める。登って、降りる。張ったら、解く。人間ですから。ここは二元論の地球ですからね。
男性的なエネルギーでがしがしやったら、そのあとは女性生前回で緩めて、癒して、甘えさせる。自分の中の姫を泳がせる。姫はわがままだし、気分屋さん。でも、こういう時期は姫のわがままに付き合うしかない。誰が付き合うかって?そりゃ「自分」がです。
自分が、一番自分の理解者であり、守神。
この前のパートナーシップや愛のお話でも、やはり「旦那さん」とか「パートナーが欲しい」的な悩みがあるけど、何よりはまず、
『自分が自分をどう扱うか?』
であり、これが基本であり奥義です。あらゆる悲劇は、人からもたらされるのではなく、自分が自分の取り扱いを雑にしているから。
その前に、自分が自分を知らないから、でしょう。自分への理解がないと、取扱説明書は手に入らない。
自分のことを理解する上でも、瞑想など、自分を調える時間を、毎日持つことが大事だと、俺は思うのである。
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言葉を紡ぐ、心を繋ぐ
アーティスト、作家・大島ケンスケによる独自の視点からのエッセイや、スピリチュアルなメッセージを含むコラムを、週に3回以上更新していきます。…
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