「遠慮」はするな! リトリートを終えて
お知らせ
9月26日(土)東京「アコースティック・メディテーション」(都内・赤坂)
アコースティック・メディテーションとは?→アコースティックな音
『壇珠さん』とのコラボのグループワーク、今月に引き続き、第二回!【魁!!覚醒塾・オンライン寺小屋2days】を開催します!。
目醒めのための濃厚なグループセッションとワークショップです。
日時は、初回が10月11日(日)、2日目が、10月18日(日)、時刻はどちらも20時〜22時半を予定しています。受付は25日夜より。募集人数は8名限定です。
イタリア在住。noteフォロワー2万人の、「壇珠」さんってどんな人?知りたければ、奇跡のストーリーを書いた「自伝」がおすすめです。______________
さて、今日のnoteは、俺自身も2年ぶりくらいになる、お泊り企画の「リトリート」のレポートを兼ねて、自身の思うところを書いていこうと思う。
もしも、あなたがなんらかの対面でのセッションや、心とかスピリチュアルなどの仕事をしていたり、目指しているのなら、お役に立てる内容もあるかもしれない。
(今回は無料記事です)
今回のリトリートは、「空(くう)」という、かなり深淵なお題を掲げ、探求していく、まさしく「覚醒」という、この激動の時代にふさわしいテーマだったと思う。
このリトリートは、引き寄せの法則で有名な、作家としても、この業界ではトップを走り続ける「奥平亜美衣」さんに、光栄にもお誘いをいただいた。
数年前から親交はあるが、一緒にお仕事をするのは初めてで、とてもワクワクした。なんせ「空(くう)」とか「目醒め」とか、俺的には「どストライク」なテーマで(笑)、しかも、場所が由緒あるお寺で2泊3日を過ごすのだ。
亜美衣さんは、コロナ騒動や自粛のあたりから、発信のスタイルが激変して、その深い洞察に驚きつつ、強い共感と共鳴があった。
元々、彼女の文章やセンスが大好きで、以前、ノートでも彼女の小説作品も紹介している。
亜美衣さんも、コロナや、激動する時代の中で、新たな悟りを得て、「今の時代だからこそ、真髄を伝える」ということを強く意識したそうな。ぜひ、彼女のブログや、noteを、まだ読んだことない方は、たくさん読んで欲しい。読むだけで、深い部分に響く“なにか”があるはずだ。 → 【公式ブログ】【note】
もうお一方、今回、すべての手配段取りを仕切ってくれた、「小林愛(まな)」さん。ヨガ講師として、数々の経歴を持つ方です。(ホームページ・プロフィール)
「空」を体感するためのトークや、俺の瞑想やら呼吸法などのワークショップ、そして、愛さんのヨガ。かなり充実した内容のリトリートでした。
お寺の大広間でのトーク。こうして見ると、なかなかシュールな光景ですね…
お寺のお坊さんご指導のもと、座禅や、写経なども行いました。
お寺はこちら。静岡県浜松市北区にある、臨済宗の「方広寺」、素晴らしいお寺です。ぜひ、お近くの方は行かれるといいです。祭日だったので、普通に観覧する人たちもいました。
それにしても、このリトリート、無事に開催できて良かった…!。
企画が動き出した時は、まだ緊急事態宣言が明けてまもなく、募集を始める頃は、東京アラートだのなんだの、夜の街だのなんどの、メディアは騒いでいた頃…。
俺自身は、はっきり言ってずっと「え?新型?いやいや、ただの風邪っしょ?」という感じで、マスコミが恐れを振り回すほど白けていたが、世間様にはそうも行かず、こちらも「お仕事」であり、人と関わる以上、その辺の気遣いは必須。主催の小林愛さんが、本当に細かい部分まで気を使っていただき、本当に感謝です。
しかし、社会情勢によっては、万一中止や延期もリスクはなきにしもあらず。その覚悟をしてましたが、むしろこの4連休は、各地大賑わいで、気にする人は、世間的にもかなり減っていて、空気的にはなごんでいた。
それでも、念のためソーシャルディスタンスやら、消毒やらマスクやら、換気やら、お寺の方も入念にお気遣いをいただきました。(なので、今回は室内での集合写真などはありません、ってことで…)
では、ここから本題であり、かなり個人的な、内面の吐露になる…。
今回の参加者は限定20名。(あまり密にならぬよう、最小人数で抑えた。キャンセル待ちが10名以上いましたが、増席はできませんでした)
「どんな人が来るのだろう?」
と、ワクワクしつつ、大半が亜美衣さんファンで、「俺のことを知ってる人は少ないだろうなぁ」と思っていた。(だが、思っていたより、自分のことを知ってる人がいて逆に驚いたくらいだ 笑)
14時に集合して、講師陣の挨拶後、部屋割りして、荷物を運び入れたりして、16時から早速、亜美衣さんとのトークが始まる。
ガッチリとコンテンツが決まっているセミナーなどは、俺の場合はほとんどなく、いつも『その日、その時、その瞬間』に、湧いてきたものを伝える。よく言えば、「直感とインスピレーションの赴くまま」で、悪く言うと「行き当たりバッタリ」だ。
イベントが始まる前には、俺はいつも「祈り」をするのが定番で、今回も部屋で畳の上で座り、
(素晴らしい場を創造のために、最高のお話をします。ありがとうございます)
と、祈り、そのまま瞑想しながら部屋で待っていて、「さて、そろそろ行くか」と、ぼんやりと立ち上がる時、頭の中、心の中に、こんな言葉が電気ショックのように閃いた。
遠慮はするな!!
その一言で、いろんな気づきが起こった。
俺は無意識に、インスピレーションや、真我のままに話をするのではなく、密かに思考で「計画」を立てていたことに気づいた。
まず、参加者の多数である“俺のことを知らない、初めて俺の話を聞く人”のためにも、「小出し」で、「分かりやすく」、「順を追って」、説明し、進めようと…。なんせ、テーマがテーマだ(笑)。「空(くう)」という領域は、そもそも語れるものではないし、語るものではない。
語れるものではない、というと語弊があるように聞こえるが、実際そうなのだ。亜美衣さんも分かっている。なぜなら「空」は、個人が体験したものではないし、思考ではないので、説明できない領域なのだ。説明した途端、実はそれは「空」ではない、「空に似た何か」になってしまう。
だからあくまでもその周囲をうろつくインスピレーションを、亜美衣さんと二人で模索するように、提言しながら、参加者の意識の深い部分に、エネルギーとして、深い洞察や直感を、体感してもらうしかない。
だから、「初心者向けの内容」を話すつもりになっていた。“自分の一番伝えたい事”ではなく、『みんなが分かりやすい』事を伝えようとしていたのだ。
しかも、それは俺が『目の前の人を見くびっている』と分かった。つまり、(本気で話してもわからない、だから、わかりやすく言わねば…)という心理だ。しかしそれは、目の前の人を、低く見積もっている。
「遠慮するな!」の一言と共に、自分の中にある、小さな自分を発見して、反省した。そして、肚を決めてトークへ臨む。
遠慮はしない。参加者はもちろん、この業界では先輩作家で、輝かしい実績のある、そして、お世話になっている『奥平亜美衣』さんにも、遠慮なく、全力で、自分のままで、自分のど真ん中に湧いた言葉を伝えようと決めた。
その結果、今までいろんな方とコラボイベントをしているが、これまでに経験がないくらいの、スムーズで、呼吸の合うトークの運びになったような気がする。お互いの視点で、それぞれの方向から、「空」や「覚醒」に対する話ができたと思う。
それは最高にスリリングな時間であり、ワクワクドキドキする、最高の体験。夢中になって話しながら、未知の領域に足を踏み入れ続けた。
*注 「遠慮するな!」の声とは、いわゆる神の声とか、〇〇の声、という外側から来たものではなく、内的な、内なる高次からのエネルギーを、そう例えただけです。
*注2 はっきり言って、コンテンツ化し、わかりやすく、順を追って伝えるのが道理であり、王道です。あくまでも、ケンスケ自身のこだわりであり、無計画でやることは、セミナー業としてはお勧めはしませんし、散々、そういう事もやってきた上で、こういうやり方になっています。
それと、これも「遠慮するな」と通じるんだけど、今回、決めていた事がある。それが「目の前に来た人を、全力で愛する」ことだ。
元々、俺は「一人大好き」であり、リトリートイベントでも、すごく『自分の時間』を大切にする。必要以上に関わり過ぎず、いわゆる「サービス」的なことは、あまりしないタイプで、与えられたスケジュール内で、全力を出し、それ以外の時間は、一人でくつろぐ。
しかし、今回は、「イエスマン」になろうと思っていた。どんな時でも、話を求められたり、必要とされれば、全身全霊でそれに応えようと。自然に、食事中でも、休憩中でも、突然個人セッションのようになったり、グループワークになったりして、かなり長時間、常に「誰か」と一緒に過ごし、あらかじめ決まっていたスケジュール以外の時間も、ずっと誰かの話を聞き、話しをしていた。
そして、個人と個人で話すようなセッションにおいて重要なこと。ちょうど、リトリート中も、心の事で、メンター業をすでに始めている参加者さんがいたので、同じようなことを話したが、noteでもシェアしておく。
まず、前提として「目の前に現れる人は鏡」である、ということ。
なので、どんな質問でも、どんな悩みでも、基本的には、自分自身にもある周波数であるのだから、『我が事』として、丁寧に扱う。
また、相手にとっては、こちらが鏡になって、相手の姿を映す、『より澄んだ鏡』であること。
その上で、上記のTweet。整える(調える)べきは、クライアントではなくて自分。
共感力、というのは大事だけど、そこで「同調」する必要はなく、意識を向けるのは『自分自身』であり、常に、自分を調えるということが大事だ。
なぜなら、こちらが調うことで、周波数を高く保つことで、相手にはそれが「写鏡」となるのだから、目の前の人は、鏡を見て気づく。もちろん、その中で、湧き上がる気持ちを、言葉として放つが、それは「もしもし?目の前の鏡に気づいて?」と、諭すためだ。
今回、たくさんの人と、たくさんの時間を共有し、交流しながら、ずっとそこを意識し続けた。みんながどう感じたのかはわからないが、俺自身は、とても充実した、素晴らしい時間かつ、こちらは常に調い続け、エネルギー的な疲労は少なく、消耗せずに過ごせた。もしも、毎回、目の前の人に対して、同調し、寄り添うことばかりやっていたら、かなり疲弊したし、過去にそういう事もやって、ヘトヘトになったことは何度もある。
お寺の境内は広く、散歩道に事欠くことはなく、メンバーたちと歩いて、野外でエネルギーワークをしたり、気合の入った数名とは、「奥宮」への、山歩きも行った。
午前中に少し雨が降ったせいで、つるつるとすべって、結構危険な道だった。全員女性で、ゆっくりゆっくりと、慎重に歩いた。
本当は、この奥宮も、森の散歩にしろ一人で行くつもりだったが、「一緒に行きたいです!」と言われたので、散歩も山歩きも、みんなで行った。そこが、以前の自分ではなかなかないことだと、我ながら思う(笑)。
いつも、声かけられる前に、一人でサクッと行ってただろう。しかし、一人じゃなく、仲間と歩く道。自分のペースじゃなく、みんなのペースで歩く。とても楽しい時間になった。
その後も「もっと話が聞きたいです!」と言われれば、休憩もせずに、広間を借りて座談会。とことん、参加者と一緒に過ごした。初日の夜は、アカペラで歌も歌ったしね(笑)
仕事っちゃぁ仕事、なんだけど、遊びっちゃぁ遊び。だから、仕事とか、ビジネスとか抜きで、とにかく多くの人と交流ができて良かった。
コロナ騒動になってから、人間関係ってものが見直されている。どんなに便利なオンライン化が進んでも、やはりこうして、声を聞き、目の前の人との、息遣いと体温ある交流の中でしか、生まれないものがあると実感した。可能な限り、こういう「リアルで生(ライブ)」な現場を、共有していきたいと思う。
もちろん、俺がそんな風に自由奔放にいられたのは、他ならぬ小林愛さん、奥平亜美衣さんのおかげだ。(実際、彼女たちも、食事中や休憩時間にも、常に誰か彼かと話をしていた)
ちなみに、食事はこんな感じの、
精進料理のご馳走でした。かなり美味いです。
最近、伊達メガネをかけるようになり(笑)、比較的、眼鏡スタイルで過ごしたかな。先月、一旦治っていた顔の肌荒れがまた出てきて、目元を赤みや発疹を誤魔化すためでもあったんだけどね。週末の都内の瞑想と歌のイベント(9月26日(土)東京「アコースティック・メディテーション」)、肌荒れしたままでやることになるかもなぁ〜。ま、仕方ない。そういう時もある。
散歩道は、小さな羅漢像がたくさんあり、とても情緒ある山道。静かで、自然の音しかしない。
あ、これは、お寺の前のお蕎麦屋さんにて(笑)、黒猫がずっと寝てました。
左の方は、「Clover出版」の二階堂さん。実は、今回のリトリートのトークや、瞑想やらワークショップは、撮影していました。かなりの濃い内容であり、見やすいように編集して、折を見て動画コンテンツとして販売になるそうです。その時はお知らせしますので、noteはもちろん、SNSなどもチェックしておいてね。
そして、この二階堂さんを中心に、2日目の夜は、かなりディープな、セクシャルに関するテーマで、トークをしました。まあ、俺もその辺は得意分野なのでね(笑)。異様な盛り上がりを見せたトークでしたが、さすがにそこは撮影してませんし、販売できる内容ではないな(笑)
以上、素晴らしいリトリートの内容と、密かに、俺がずっと意識していたことをシェアしました。目の前に現れる人は、すべて鏡。我ことのように丁寧に。自分も澄んだ鏡となるべく、自身の周波数を高め、調え続ける。そして、タイトルにもある「遠慮はしない」ってこと。
これは、目の前の人を「信頼」するってことだ。信じて、自分のすべてをぶつける。自分のすべてを全力で伝える。
もっともっと、こうやって人と交流していこうと確信した時間でした。
改めて、小林愛さんと、このような貴重な時間に、お誘いいただいた奥平亜美衣さんに感謝すると共に、出会えた人たちに、ありがとうと、この場を借りて。