光と闇の物語。
この世界にはどうやら「闇」というものがあるらしいと『シン』は知った。見たことも聞いたこともないが、それが「有る」ということに、シンは気づいたのだ。
シンはそこで初めて、自分や、自分の世界が「光」だと知った。そう、世界には光しかなかった。喜びと、安らぎと、静寂と、穏やかさと、豊かさと、完璧さしかなかった。
ここから先は
1,386字
¥ 200
サポートという「応援」。共感したり、感動したり、気づきを得たりした気持ちを、ぜひ応援へ!このサポートで、ケンスケの新たな活動へと繋げてまいります。よろしくお願いします。