「探求」と「好奇心」について
子供の頃は無我夢中で追いかけた。なんでも手を伸ばした。
理由なんてなかったと思う。理由なんて必要なかった。好奇心のまま、気の向くまま。
時に転んだり、怪我をしたり、誰かに怒られたりするもんだから、慎重になることを覚えた。この辺で、個人差が出てくる。つまり、大胆な子と、臆病な子。
僕は後者だった。
石橋を叩いて叩いて、結局渡らないくらい、臆病で、他の人たちの動向とかを見据えてから、安全だと判断して先に進んだ。
臆病者は臆病者なりに、そうやって自分の「安全圏」を広げてい